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フラットアーサーとSLIM月面着陸

今年2024年の1月20日にJAXAの小型月着陸実証機SLIMが月面に着陸したらしい。フラットアーサーたちは涙目になった、はずもなく、果たしてどんな物語が語られるのかと半分ハラハラしつつ、半分どーでもよいという感じで見ていたであろうところ、逆立ちで着陸をキメていたということがわかりコーヒーを噴いたのと、その逆立ち写真にいい感じにノイズが載せられていたので思わず白目になったという感じであった。そしてそのあとで日本人初で宇宙に行ったとされる秋山豊寛氏の"アポロは月に行っていない"というジョークかシリアスかわからないような談話がTwitterでは微妙に流通して、月面着陸のトピックがほんのりと暖まっている。

もちろんフラットアース論では"月面"というものは存在していないと見る。少なくとも現行科学の言う計算に従ってたどり着くような月面は存在していない。これは夜空と夜空に光る月と、それに照らされている雲の光り方をよく見ればわかることである。雲と月の間にはほぼ38万kmの距離があるならばもっと広範囲の雲がピカピカに光るはずが、そうではないからである。よってSLIMもまた月面には着陸していないし、もちろん逆立ちもしていない。こんなことはわかりきったことであるので、おもしろくもなんともない。

さて問題は、月面に着陸したかどうか?が広くトピックになってしまうことである。これは有名な陰謀論として昔からある「アポロ月面着陸は無かった」に端を発するのであろうが、着陸したかどうか?という点にスポットが当たることによって、それにフォーカス"させられる"ことによって、月面の存在自体は疑われることが無いという、すごくよく出来た構造になっている。今回の秋山氏の話題はそれの再来でもある。

この構造はしばしば他のトピックでも見受けられて、たとえば不正選挙かどうか?などもそれのひとつである。そもそも選挙は伝えられている通りに機能してはいない。911にしたって、それが自作自演かどうか?ではなく、国家構造の全てが自作自演であって、そもそも飛行機からしてCGである。まったくロクでもない。それでいくと、神はいるかいないか?という話もなんとなくそれに近いような気もしてくる。神というレディメイドな観念を意識させられているような気もしてきて、空恐ろしくなる。ではどう考えれば良いのかというと見当もつかない。神ではない神的なサムシングとしか言いようがない。手に余る。

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