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GW明け、子どもの「学校行きたくない」に悩んでいる親御さんへ

こんにちは。

2021年5月6日、 ゴールデンウィークが明けました。

毎年、夏休み明けやゴールデンウィーク明け
小中高校生の中には
「学校に行きたくない…」と言う子が増えます。

そしてそうなると子どもだけでなく
その親御さんも辛い思いになることが多いです。

「どうして急に…?」
「何かあったの?」
「このまま不登校になったら将来が…」
「わがままだろうから、きつく言わなくちゃ」

そんなふうに思われる親御さんが
多いように感じています。

肌感覚ですが99%の親御さんは
子どもの状態に焦り
不安に駆られて声をかけてしまうように思います。

子どもの中には
「学校行きたくない」と言葉で伝える子もいれば
腹痛、頭痛がする、と表現する子もいます。

そんな時、どう対応するのか
こちらで提案させてください。

子どもの気持ちを聞くことが何より大切

お子さんが
「学校行きたくない」
「体調が悪い」と言ったとき

「学校行きなさい!」
「甘えないの!」
「わがまま言わないの!」
ではなく

「なにかあったの?」

とやさしく聞いてみてください。

前者の「学校行きなさい!」などは
本人の意思を否定する言葉になってしまいます。

もしこれが続くと、子どもの中に

「困ったことがあったときに
人を頼っても助けてもらえないんだ」
「ぼく(わたし)の気持ちは
親は気にしてくれないんだ…」

という感覚がやどってしまうことに
つながりかねません。

大人として、親としては
「今後このまま、学校に行かなくなったらどうしよう…」
「学校には行くのが当たり前。ただのわがままは許さない」
そんなことを考えるかもしれません。

でもそれはあくまで大人・親の気持ち。
厳しい言葉になるかもしれませんが
子どもが「なぜ学校に行きたくないのか」に
焦点はあてられていません。

親御さんの心情としては
難しいかもしれませんが
それでも開きそうな口を閉じて
いったん深呼吸して考えてから
言葉を選んで伝えてみてください。

私たちはこれまで、200名以上の
不登校の子のお母さんお父さんから
相談を受けてきましたが

「あの時こんなことを言っていなければ」
「私がしてきたことが悪かったんです」

そんな声を数えきれないほど聞いてきました。

子ども達は身近な大人の
1つ1つの言葉や表情から
様々なことを感じて成長していきます。

「つらい」と伝えた時に
「それは甘えだ」「がんばりなさい」
と言われることほど
辛いことはないと思います。

冷静に対処することが必要です。

子どもから明確な答えが返ってこなくても、急かさない、無理に返答を求めないであげてください

「子どもの気持ちを聞くことが大切」
とは言いましたが
子ども達の中には
「どうしたの?」と聞かれても
うまく言葉にできない子が多いです。

特に

〇小学校低学年から中学年くらいの子
〇元々口数が少なく、普段から自分の気持ちを伝えることが少ない子
〇我慢しがちが性格な子
〇普段から親子間であまりコミュニケーションをとらない子

には多いように思います。

「どうしたの?」と聞かれても
自分自身行きたくない理由が
はっきりわからない子も多いですし
自己肯定感が低い子などは
「言っても否定されるだけ」と
思って、言えずにいる子もいます。

返答がなかったり
明確な答えが出てこなかったりしても
子どもを責める、問い詰めるようなことは
しないであげてほしいと思います。

「じゃあ、どうすればいいの?」という方。
この文章の下にあるLINE相談窓口まで
ご相談ください。

子どもが学校行きたくないと思うことには
必ず何か原因、きっかけがあります。
親御さんとこちらでやり取りする中で
その原因、きっかけをつかみ
今後どう対応していくべきか
一緒に考えさせていただきます。

ゴールの見えない長距離走をずっとダッシュしてきたのかもしれません。

親御さんは
子ども達の「学校行きたくない」が始まり
これから不登校のこと
家でのこと、学校のこと
いろいろと始まるのか…
と思うかもしれませんが

子ども達はこれまで
ゴールの見えない長距離走を
ずっとダッシュしてきたのかもしれません。

友達からのいじめ(いじり)にずっと耐えてきたかもしれません。
教室のがやがやした中、毎日耳がキンキンしながらなんとか耐えてきたかもしれません。
威圧的な先生に怖さを感じながら、ずっと我慢してきたかもしれません。
友達とのコミュニケーションに違和感を感じながらずっと自分を押さえつけてきたかもしれません。

周りからすると「学校行きたくない」が
始まりなのかもしれませんが
子どもにとっては「もう限界だよ」という
メッセージなのです。

子ども達はよく頑張ってきました。
どうか、休ませてあげてください。

最後に

子どもの「学校行きたくない」に対して
どう対応するかはその時で異なります。

でも唯一共通して言えるのは
頭ごなしに否定、指示するのではなく
本人の意思・気持ちを
聞いてあげてください。

その姿勢が子どもの安心を生みます。
今後子どもが周りを頼りながら
自分の道を選び、歩んでいく一歩になります。

とは言え
子どもの「学校行きたくない」に
どう対応していいかわからず
頭を抱える方が必ずいると思います。

その場合、下記のLINE相談窓口
「お母さんのほけんしつ」まで
ご相談ください。

利用料は一切かかりません。

ゴールデンウィーク明けは
相談が急増することが予想されます。
24時間以内にはお返事させていただきますので
遅くなってもお待ちいただけますと幸いです。

栃木県内、宇都宮市内に在住の方は
不登校の子ども向けのフリースクールや
家庭教師(ホームスクール)も
受け付けていますので
同じく上記窓口よりご相談ください。

運営団体はこちらです。


お母さん、お父さん。

ひとりで悩まずご相談ください。

「これをすれば全て解決!」

なんていう魔法のレシピを私たちは知りません。私たちにできることは、親御さんの気持ちを受け止め、一緒にお子さんのこれからを考えていくことです。

みなさんの気持ちを大切にします。

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