この世の限り

この世に限りはあるの?
もしも果てが見えたなら
どうやって笑おうか たのしもうか
もうやり尽くしたね

じゃあ何度だって忘れよう
そしてまた新しく出逢えれば素晴らしい
さようなら
はじめまして

でもまだ愛しい人、本当に果てが見えた時はどうすべきでしょうね?
きみが抱きしめてくれたら大丈夫かも。でもまだ不安。

せめて一曲演ろうか。わたしたちのため、この瞬間のため、心の痛みを取り去るために。

わたしはこう言うでしょう。「きみのための歌を作るよ」
少しも古すぎず、新しすぎない歌を。
陽の光に向かって歌おう。
きみは笑うでしょう、そしたらふたりとも幸せになれる。

じゃあ背を向けて、この景色を撮ろう。
古くもない、新しくもない景色を。
きみはわたしを見て言うでしょう、「あなたのことは忘れるよ…」

きみがわたしなら、誰が陽が沈む時きみのそばにいるの?
2つの顔は輝いて、でもわたしは夜が来るのが怖い。
時間が戻るなら。ふたりの時間すべてが、笑顔が、愛と笑い声が…わたしは怖い。

わたしはこう言うでしょう。「きみのための歌を作るよ」
少しも古すぎず、新しすぎない歌を。
陽の光に向かって歌おう。
きみは笑うでしょう、そしたらふたりとも幸せになれる。

じゃあ背を向けて、この景色を撮ろう。
古くもない、新しくもない景色を。
きみはわたしを見て言うでしょう、
「はじめまして、そばにいてもいいですか?」

※2015/3/6のtumblrより転載

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