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SPOT CMで遊んでみた。

KEYAKI WORK SHOPは、映像のオンラインサロンなので
様々なコンテンツがあるのですが、
その中で、社長自ら体当たりで取材する「ケヤキタイムズ」というコンテンツがあります。

どこかで聞いたことのあるタイトルですが、
ただのパロディではなく、本家のスタイルをオマージュして
しっかりとしたインタビューコンテンツとなっています。

そこで、広報を兼ねまして
簡単ですが30秒のSPOT CMを作って遊んでみました。

それがこちら。

せっかくなので、編集のこだわりポイントだとか
どういうところに気を付けたかなどを簡単にまとめてみます。
勿論プロの編集ではないので、粗はありますが
その辺は反面教師として、役立ててくだされば幸い。

■構成

今回のSPOTは、ケヤキタイムズを知らない人たちが、SNSなどで見かけたときに「なんだろう?」と興味を持たせることが目的です。
初回のSPOTになるので、前半には編集長の説明シーンを、後半には#01の見どころを詰め込んだ内容と2部構成での動画にしました。

■音楽・BGM

映像を編集する際、まずはBGMを決めています。
今回の場合、尺が30秒と決まっているので、音による盛り上がりを先に決定します。
本家のBGMを聞き込み、いくつかの要素を決めました。
「アップテンポ」「歌なし」そして「クラップ音から始まる」の3つです。
ロイヤリティフリーで、商用可の音源サイトから、上記のこだわりに合う曲をいくつか候補をダウンロードして
実際に30秒の尺に合わせて、音を切り貼りします。
ちょうど真ん中ぐらいで変調が入り、音も賑やかにになるよう編集できたので、今回の曲を採用しました。

本編では、もう少しゆっくりとしたテンポの曲を使用していますが、
SPOTはかなり短い時間で内容を伝える必要があります。
インタビュアーの勢いや、粗削りな感じ、そして動画の見やすさなどを考えると、
本編と同じよりも、今回のBGMの方が盛り上がりが良いかなと。
逆に今回のBGMを本編にずっと使ってしまうと、きっと疲れてしまうと思います。
自社コンテンツなので、印象が変わってしまわない程度には自由に作っています。

■説明シーン

編集長の自撮りからスタートし、インタビューの様子をインサートで差し込みます。
こちらは、本家の編集にだいぶ寄せています。
音声データも、かなり編集していて、噛んでいるところや言いよどんだ部分はカットし、曲に合わせて早い展開になるようにしています。

インサートは、まずは部屋に入るシーンから使用することで、耳から入ってくる「監督にインタビューしに行く」という情報を視覚でも感じさせます。
本当はもう少し後に持っていきたかったのですが、音や繋がりのタイミング的にここに収まりました。
その後、インタビュー中の様子が分かる全景映像が入り、
ラストに監督のアップが来て、紹介シーンへと入っていきます。

他の映像でもそうですが、ヒキ画の後にヨリが来た方が、初めて見る方にとって分かりやすい流れになりますね。
よほどのことがない限りは、MVのメイキングなどにもこのルールを使っています。

■見どころシーン(アバン)

本編に入っているシーンで、受け答えが明解な所や、逆に「何の話をしているの?」と気になってしまう謎めいたカットを、リズミカルに繋いでいきます。
インタビューなので、基本的には監督の回答からの抜き出しなのですが
それだけだとやっぱり単調で飽きてしまいます。
インタビュアーの問いも入れることで「その質問の答えを知りたい!」と本編への誘導を掛けます。
最後の「マジで失敗するとヤバイ」のところ、何の話をしているか気になりません?笑
これを本編で見たときに、絶対SPOTを作って、これをラストにしようって決めてました。

画もヒキとヨリを組み合わせつつ、飽きないようにいろんな画があるように見せます。
今回は、定点カメラ(ヒキ)とハンディ(ヨリ)の2カメだったので、なかなか画替わりがありませんが、インサートなどがあれば差し込みたかったです。

■テロップ

人間は、聴覚よりも視覚の情報の方が入りやすく、また記憶しやすいため
テロップはかなり重要だと思います。
特にインタビュー慣れしていない方の話し方は、どうしても不明瞭になりがちなので、内容を明確に伝えるためにも簡潔でわかりやすいテロップが必要です。

テロップも本家のデザインに寄せているのですが、
フォントは「VD ロゴジー 極太 P」を使用。
カーニングを調整しつつ、シアーで変形させています。
Premire上で作ってもいいのですが、今回は作業効率&綺麗さを重視したので
イラレやフォトショなどでテロップを作成しています。

カラーは、ケヤキタイムズのキーカラーであるライトグリーンを使用。
背景によっては読みにくく感じるところがあったので、タイトルで使われているカラーよりも少し、暗くはっきりとした色に調整しています。

■ラストカット

ラストは、コンテンツロゴを表示しています。
よくあるCMの作りだと思います。
ここで重要なのがBGM。音声が途切れる瞬間に、BGMを一気に上げてアテンションにしています。
キリが良い印象にもなりますし、何より画面の情報に意識が集中します。

以上が、私が今回SPOT CMを作る上でこだわった点。
尺を伸ばせばもっとやれることもあったかもしれませんが、
興味のない方が30秒以上も、手を止めてみてくれることは少ないでしょう。

とにかく、短く。とにかく明解に。
それを意識して作成しました。

実際、本編も凄くためになるお話が多く、
ディレクターを目指している学生さん、若手クリエイターさんにはぜひ見ていただきたいコンテンツです。

今回のSPOTを見て、コンテンツを見てみたいなとか
オンラインサロンってどんなことしてるんだろう?と気になった方は
まずは、サロンのWEBページまたは公式インスタグラムをチェックしてくださいね♪

それでは、また次回もよろしくお願いいたします。


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