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インターンシップで後悔しないために(後編)【リクルート】

先週に引き続き、インターンシップについて
後悔しないために覚えておきたいポイントをまとめていきます。

>>前編はこちらから<<

■大手企業がいいのか、中小企業がいいのか

企業選びでよくある質問ですが、
これに関しては、まずは自分が行きたいところを選択するのがベターだと思います。
行きたい企業が明確に決まっていて、その企業がインターンを受け入れてないのなら、同業種の同規模の企業に行くのもいいでしょう。
仕事内容や会社規模が似ているところであれば、雰囲気を掴めるかもしれません。

個人的な好みではありますが、
私は大企業よりも中小企業(20~30名程度)の企業をお勧めします。

前編でも書いた通り、大企業の場合は超短期インターンなどのイベント化が進んでいたり、実際の業務を見ることができないことが多いようです。

中小企業であれば、他部署の仕事を手伝ったり
会社内の動きが大体把握できるので、企業の良し悪しが分かりやすいと思います。
また、実業務を手伝うチャンスや、そのままアルバイトや正社員の話になったりと、その後の話に発展しやすいこともあります。

大企業を選ぶメリットとしては、「○○会社のインターンに参加した」という箔がつくことで、就活の時に少し有利になるかも…?といったところでしょうか。


■希望の会社に行けなかったとき
すべての人が、希望の会社にインターンに行けるのが理想ですが
実際はそうもいきません。

大企業でも、一気に多くのインターン生を受け入れることはあまりなく、
特に中小企業では、1名~数名のインターン生で手一杯です。

企業としても、希望してもらえるのはうれしい限りですが
前編でも書いた通り、企業側にメリットはほぼないのです。
無限に受け入れることはできません。

では、自分の希望でない会社にインターンに行くことになったら、どうしたらいいでしょうか?

答えはひとつです。
精一杯、働いてください。

行きたいところだろうが、行きたくなかったところだろうが、企業には関係ありません。

社会はあなたの思うままに動かないものです。

そして、置かれた環境で、あなたのできる限りを尽くしてください。

大手企業じゃないから、
希望職種じゃないから、
有名作品じゃないから、

そんな理由で、受け入れてくれた企業の仕事を
ないがしろにしていい訳がありません。

郷に入ったら郷に従うのです。
そして、その場で技術を学び、社会を見てください。
どんな会社でも学びはあります。

たとえ、自分が目指した方向でなかったとしても
新しい可能性が見えたり、逆に「自分には絶対に合わないもの」に気付いたりします。

気付きはとても大事です。
貴重なインターン期間を、ただなんとなく過ごすのではなく
アンテナを張り、自分の将来を見据えて、いろんなものを感じてください。

■インターンシップに行くときの心得

これから、インターンシップに参加する学生さんに
絶対に覚えていてほしいことがあります。

それは、
企業は学校ではない」ということ。

社会に出れば、先生はいません。
丁寧に教えてもらえたり、順序よく説明してもらえるほど甘くありません。
失敗したら叱られます。態度が悪くても叱られます。
些細なことでも、仕事がなくなったり、大きな損失を出すこともあります。

出来上がったものに花丸をつけてくれる人はいません。
どれだけ頑張ったかの努力よりも、利益で評価がつきます。

社会は、とてもシビアな場所です。
学校とはまったく違うルールの世界です。

だからこそ、あなたは頑張らなければいけない。
学校のように守られた立場のままではなく、
きちんと自分の足で立ち、五感を使い、頭で考えて行動してください。

インターンシップは、就職の練習でもあります。
ここで、社会人としての経験を積んでください。


と、ここまで偉そうに書いてきましたが
自分自身のインターンシップは、正直そんなに大したことができたわけではありません。

当時、私は官公庁系を希望していたので
希望していた部署に行くことができ、可能な限り一生懸命働きました。

ただ、当時描いていた夢と、実際に垣間見た現実の差に
ショックを受け、改めて自分の将来を考え直すきっかけになりました。
そしていろいろ考えた末に、
官公庁への就職をあきらめ、一般就職を目指すことにしました。

私は、官公庁の仕事に合わなかった。
インターンシップに行ったことで、そう思い知らされました。

その後の就職に、インターンの経験は活きなかったけれど
自分の中の選択肢を一つ消すことができ、
より明確に自分の目指す先を選ぶことができたのだから
私にとって、インターンシップは無駄だとは思いません。

どこに行っても、学びはある。
あなた次第なのです。
あなたが、何かを得ようと思えば、いくらでもヒントは転がっている。

それは、インターンシップだけではなく、
学校でも、就職でも、それ以外のすべてに当てはまることだと思います。

たくさんある選択肢の中から、せっかく選んだインターン先なのですから
あなたにとってためになる時間にしてください。

誰かにしてもらうのではなく、あなたが能動的に行動してください。

それがインターンシップで一番大事なことだと思います。
以上、長くなりましたがインターンシップで後悔しないために
学生の皆さんに知っておいてほしいことでした。


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