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リーダー修行記68(トライアルがスリルとスペクタクルに満ちていた件シーズン3④)

(前回のつづき)

3種目目: ヴィニーズワルツ

ヴィニーズはリーダーもパートナーも同じ動きしてるから一緒だよとよく言われますが、私に言わせれば全然違います
確かにステップは同じだし、ボディの動きも同じだし、ふたりの力が均等に働いているけど、舵を切っているかどうかは全然違うでしょうよ。
さんざっぱら言ってるけど、フロントガラス視野の私にとってはぜんっぜん違うに決まってるでしょうよ。

というわけで、案外苦戦したヴィニーズ。

最初の壁は、距離感のつかめなさでした。
他の種目はルーティンが決まっているけれど、ヴィニーズは、とにかくフロアを回り続ける、ということしか決まってない。最初は壁ギリギリで方向を変えて、パートナー氏にビビり倒されていました。

先生「もう少し手前で変えてくれる?(ガクブル)」

そう言われて、自分の想定の2メートルくらい手前で変えるようにしました。それくらいでちょうどいいらしいですが、私的には完全にフロアをショートカットしているイメージです。

次の難関はナチュラルからリバースへのチェンジ。これもさんざっぱら書きましたが、私、チェンジステップというものがまったく理解できないのです。
先生には、理解できないという意味がわからないと言われましたが、できないものはできないのだから仕方ない。

頑張ってやってみても、この辺かな?という目測が直前まで立たない上に明確にわかっていないので、

「変えるんだか変えないんだかわからないよ」

と何度も言われました。
ついには「僕、男だから察することができないんだよ…」と先生にしょんぼりされて、私もしょんぼり。
毎度毎度、お互いしょんぼりでレッスンが終わるので、本番に向けて、こんな策を講じました。

① なんとかマスターする
② ナチュラルターンだけで周る
③ 私がパートナーで踊る
④ 途中でリーパー逆転する

動画は「結論は3ヶ月後」で終わっていますが、結論、④で踊りました。
会場は盛り上がったのですが、私としては苦渋の決断。本当は①でやりたかったのです。でも、どうしてもできないまま、時間切れになってしまいました😥

ちなみにこんな感じです↓

案外簡単にできてしまったので、それほど熱を入れて練習しませんでした。正直、こんな練習に力を入れてもね、という気持ちもありました。
とはいえ、リーダーとしてナチュラルしか回れず、フレッカールも入ってない私のヴィニーズの見せ場は、もはやここしかなかったのも事実です。
なのに、ちょっともたついてしまって、練習のときのようにスムーズにはいきませんでした。やるならやるで、もっと練習すればよかったなと後から反省しました。

ちなみに、なぜ②を選ばなかったかというと、1分20秒ナチュラルで回り続けるのは、肉体的負担が大きかったからです。
厳密に言うと、私はできそうな気がしたんですが、パートナー氏にこれはキツすぎると言われたのです。
リーダーとパートナーの違いかなあと思ったのですが、先生的にはリーダーとのきもナチュラルだけだとしんどいらしいので、やっぱり見えている世界の違いなのかもしれません。

そんなわけで、いろいろ不本意だったこの種目。次こそはチェンジステップをマスターして挑みたいと思います!

(つづく)

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