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"なるよになーる"制作記録

最近好きな音楽要素と来年以降の活動フォーマットをいっちょ試してみるか!という気持ちで作りました。
何を考えどんなチャレンジをしたのか書いていきます。


1. テーマ

今作の主な制作テーマは4つ!

A. 音割れポップス
B. 3連符フロウ
C. 合計30時間以内での音楽制作
D. 密度あるベース

Aについて、今年はまって聴いてた音楽が"Hyperpop"と呼ばれる流行りらしく、今後その要素を取り入れたいがための準備。
具体的にはDropのカットアップ、ぐしゃぐしゃのクラップにその手法を真似てます。
極度の音割れは元々FutureBassのプロデューサーがちょいちょいやってたデザインなので、ボカロで自分がやりたい方向性と親和性は高いはず。

Bは単純に"ochatime"が好きだから。

Trapビートに乗るあのフロウをボカロでやってみたいなーと前々から思いつつできてなかったので挑戦。

Cは1年間での変化を知るための条件。
去年作った"Puppy"制作時のメモに30時間制限で作ったとあったので、同条件で今ならどんな曲が作れるのか試しました。
結果として継続は力なりだと実感。まだ下手でも着実に進歩はしてる。

Dについては次節で。


2. 音楽面でのチャレンジ

・過去作より密度あるベース。
自分でも常々感じ、前作のコメント欄でも指摘されていた低域のしょぼさの改善に取り組んだところ、ちょっと垢抜けました。

まず「現代mix考」を読み過去作のファイルをいじる過程で、音量を上げても存在感がいまいち=密度自体が足りないのでは?という仮説を立てました。
「音が鳴る範囲を立方体と仮定した時、ベースはどの程度の空間を満たしていてほしいのか」と意識しながら組み立てつつ、fxは必要最低限のEQに限定。
諸々はしょりますが、結果として過去作よりかっこよくベースを鳴らせたんじゃないかと感じています。

・音域ちょい低めのミク
これまでは最低音がE3辺りになるよう作りがちだったんですが、挑戦として最低音B2というちょい低めのレンジにしました。
おかげでフロウも浮つかず決まった感。

調声もこれまでより時間をかけてあれこれ試したんですが、特に「ループしてる」の部分なんかは想定以上に良く歌ってくれてニコニコしてました。


3. MV雰囲気ちぐはぐ問題

作業開始前に「アイデアのまとめ方」まで固めてなかったのが原因。
まずリファレンスとしたのはメトロミューの水星カバー。

そのイメージを元に描いたのがこれ。素直に真似ました。ネギは元々植木。

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そして「つっこみどころを用意したい」という考えから植木をネギに変更、ネギ拡大からのネギダンスを追加。(考えに至る理由はこちら)

無題198_20201129182435

さらにサムネイルとして目を引く部分も欲しくてこれ。

無題198_20201130162717

せめて色味をまとめるべきだった…

ただ予告サムネを出した時点で普段以上の反応を貰えたので目を引くイラストをって思惑は成功だろうし、「枠を使うと画面にリズムが生まれて良さげ」というヒントも得られたので、部分的には悪くない。
今後はアイデアのまとめ方まで意識した上でMV制作したいところ。

あとは次作以降は本番作業を全てPC上で行えるようにして、制作環境のちぐはぐさも改善したい…


4. おわりに

仕上がりはちぐはぐなものの、来年の活動に向けて考えてたことを一旦試す機会を設けて良かったなと感じてます。
机上の空論じゃ見えてこなかった問題を把握できたので。

来年はnoteでの制作記録の内容自体も変えたい気持ち。
リスナー視点で知りたいことを盛り込んで、制作者向けの内容はDAW画面を映しつつ喋る動画として出そうかなとふんわり考えてます。
→振り返り動画もひとまずやってみました。興味ある方は下へ。


見てくれて、さらに読んでくれた方、どうもありがとうございました!

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制作時に使ったGoogleドキュメント
構成案やリファレンス、参照したチュートリアル等を毎回公開してます。
制作終了後の反省も見れます。

リファレンス曲プレイリスト2020

制作振り返り動画(ノー編集、内蔵マイクのおためし版)






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