「ドングリ」なんて実は存在しない⁉︎
さて、記事に季節感はいっさいありませんが、秋になると子供がポケットいっぱいに膨らませて持って帰ってくるモノ。
そう、それは「ドングリ」です。
子供が宝物のように目をキラキラ輝かせて持ってきたドングリの山を見て、眉間に渓谷なみの皺を寄せたお母様方も多いのではないでしょうか?
拾ってきたドングリ、すぐ見せてくれるものはまだ良い。子供の目を盗むなり言い聞かせるなりして捨てられるから…。
問題は子供が捨てられまいと、隠れて引き出しや箱の中にしまったもの。
腐ってカビが生えてたり、虫が湧いたりとそれはもう腐海の森状態。
そうならないためには、「ドングリの適切な保存方法」なんてのもあるのですが、それはまた別のトピックスで紹介します。
さて、さっきから「ドングリ」「ドングリ」と連呼してますが、筆者が言ってる「ドングリ」とあなたが思っている「ドングリ」、果たして同じ物でしょうか?
「ドングリ」と言うと、先は少し尖っていて……。そうそう、ロケットの先のような形をしていますよね?
……あれ?もう違います?もっと丸っぽくてお団子みたい?
それなら「ドングリ」と言えば帽子、これなら大体同じ認識でしょう。
半円形で、先に枝が付いてますよね?枝は取れちゃう事も多いですが、何となく付いているイメージです。
そして特徴的な鱗模様!
……ん?これも違う?あなたが知っているのは横縞が入っている……?
とまぁ、こんな感じで、一言に「ドングリ」と言っても認識の違いを感じる事は多々あります。
「ドングリ」に関しては、某有名な散歩道の主題歌のあのアニメで、横縞の帽子にぷっくりしたフォルムの木の実を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
筆者が推察するに、あれは「アラカシの実」かなと思います。
同じような帽子を持つドングリはシラカシやウラジロガシあたりが身近に見かけます。
そう、「ドングリ」とはそう言った硬い実を持ち、殻斗と呼ばれる帽子を持った木の実の総称なのです。
現在、日本だけでも20数種のドングリがあると言われ、世界のはもっと多く存在します。
沖縄に自生する「オキナワウラジロガシ」はなんと5cm程の実をつける事もあるのだとか。
筆者はまだ実物を見てないので、一度ドングリ採集のためだけに沖縄にいきたいものです。
さて、今回は「ドングリ」なんて実は存在しない……。が、実はドングリと呼ばれる木の実は20種類以上ある!
と言う事をお伝えしました。
どうでしょう?少しドングリに興味が湧いてきたでしょうか?もっと知りたくなってきませんか?
今回はざっくりドングリが20種類以上って言ってますけど、ドングリにも派閥があったり、そう言えば栗🌰ってドングリの仲間なの?とかには言及しませんでした。
まずは、知って頂き、疑問に思う事。気に入らないあの子だって、話してみたら案外良いやつだったなんて事もあるものです。
この記事はドングリ好きが、ドングリの地位向上のために、より身近に、時には為になる様にと、不定期で書き上げて行く物です。
一部、筆者の独断と偏見はありますが、あくまで実体験を元に記事にしております。何かご意見、ご質問等ございましたらいつでもどうぞ…できうる限りお答えいたします。
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