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意識改革

ここのところ所属チームでのプレイにプレッシャーを感じるようになり、ミスが増えてきました。

なので改善を図るべく、プレイレベルが低めのチームに助っ人参加してここ数週間は「リハビリ」してきたのですが、明日は久々に本命チームでプレイします。

軽度ではありますがイップスからの脱却を目指しているのでちょっとイップス気味な人など、参考になれば幸いです。

調子が悪くなったキッカケ

調子が狂い始めたのは昨年末あたりから。

少しずつエラーが増えてきたのですが、12月の試合で立て続けに3回か4回エラーしてしまいました、確か最後はフライも落としたような・・・
もともと守備は得意だったのですが、ボールが自分に飛んでくると手足が硬直してロボットのような動きになっていました。

原因は分かっていた

原因は分かっていて「エラーすると試合に出れなくなる」というプレッシャーです。
草野球とはいえ1部のリーグ戦に出場しているチームなので強者揃い。そんな中、どうにかギリギリ試合に出してもらっている立場だったので、エラーすることが恐怖だったのです。

まずはしばらく試合から離れた

2,3週間、下手したら一か月ほど試合には参加せず、壁当て、素振り、バッティングセンター、筋トレなど自主トレをして身体の状態は整えていました。
しかし、それはそれで実践感覚が鈍ってダメ笑

恥をかく覚悟で試合に出た

その後はとりあえず実戦を繰り返してどうにか調子を取り戻そうとしました。
(公式戦だとチームに迷惑が掛かるので練習試合だけ選んで出ていました)
その結果、調子が少し良くなったり、またダメになったり、微妙なところ。

プレイする環境を変えてみた

そんな中、学生の頃の友人たちと野球をする機会があったのですが、エラーするどころかなかなか良いプレイができました。
なので完全に精神的なものですよね・・・。
これを機に少しレベルを下げたチームに助っ人で参加する機会を増やしました。
思い返すと助っ人で4,5試合して毎回守備機会が最低でも1-2回ありましたが、一度もエラーしていないです。バッティングも調子上々。
自信を取り戻すことができたので、久々に本命チームに参戦することを決めました。

守備での心構え

イップス時の心境としてよく覚えているのが「焦り」です。
ボールが自分に向かって飛んできた瞬間にダッシュ、一瞬も無駄にしてはいけない、という感覚でした。
するとバウンドに対して無理なタイミングで突っ込んでいってしまいエラーすることが多かったのです。

それに対して今は大分リラックスしています。
バントやボテボテのゴロでない限り、ボールは自分に向かって転がってくるのです。
わざわざ自分からダッシュして迎えにいく必要はありません(ランナーなしの場面を想定して)。
転がってくるボールが自分の懐に入ってくるので捕球、その流れでステップを踏んでファーストに投げればアウト。
スローイングもバッターの具合を見て、ダッシュしていなければ時間をかけてファーストに投げても十分間に合います。

まずはこのゆったりとした守備を基本とします。

ランナーがいたり、緩い当たりでダッシュする必要があったり、そういった場合のみ自分にスイッチを入れて、ギアを上げたプレイをします。

メジャーリーガーみたいなファインプレイはまぁ無理です笑
難しいボールも精一杯頑張りますが、無理なものは無理です笑

シフトについて

上述の「難しいボール」について。
私は肩も弱いですし、足も遅いです、なので守備範囲はぶっちゃけ狭いです。
となると大切になってくるのが「シフト」です。
右バッター、左バッターによって守備位置を変えるのは基本中の基本ですが、リハビリ中にいろんな気づきがありました。
こういった要素からもシフトを取り方ができるな、と気づいたのです。

・バッターの振り方、タイミングの取り方
→外角の球を思いっきり振りに行っていたり、ポイントをキャッチャーよりで当てにいっていたり、こういったバッターは逆方向狙いですよね。
私はサードやショートを守ることが多いので、こういった左バッターがいたら要注意。
普段の左バッターのシフトよりも少し三塁側に寄ります。

・少し前気味に守る
→本来であれば守備範囲を広げるためにできるだけ後ろに守りたいのですが、後ろに守る程スローイングの負荷が増えます。
ファーストまでの距離が長くなるので強いスローイングが求められるのはもちろん、コントロールの難易度も上がります。
なので守備範囲を少し犠牲にしても私は前気味に守るようにしています。

しかしこれはサード、ショートの場合。
セカンドを守る時はファーストへのスローイングの負荷が断然減るので後ろに守ります。

バッターボックスでの心構え

リハビリ中にバッターボックスで発見したことがあります。
試合は終盤でランナーが溜まっている場面。
その回から代わったピッチャーの調子が悪く、なかなかストライクが入りません。
そして置きにきたボールを打ったのですが、これが特大のファールになりました。
その後、特に根拠はないのですがピッチャーとキャッチャー、そして相手ベンチから「本当に絶体絶命だわ」という雰囲気を感じました笑

学生時代は割と打てる選手だったのでこういった場面に遭遇したこともありましたが、草野球をはじめてからは初めて。
相手がそれだけ緊張感していると思うと、なぜか自分がすごいリラックスできるんですよね笑

そこで思ったんです。

「絶対に打ってやる!」と力む必要はなくて、フワっと「ストライク来たら軽く合わせて打つかー」くらいが全然いい。

相手だって人間だから失投することもあるし、100%狙った球を投げられる訳ではありません。

むしろバッターは10回中7回打てなくても良しとされています。

10回中3回打てれば良い。

これくらい気持ちに余裕を持っていいんだ、と思ったのです。

結局その打席はフォアボールになりましたが、「リラックスした状態でバッターボックスに立つ」ということがどういうことなのか、ヒントになった出来事でした。

まとめ

まだイップスを完全には克服できていないのですが、今までの経緯を書きました。
明日、本命チームでの試合に参戦するので結果についてまた後日綴らせて頂きます。
「やっぱりダメだった」なんてことにならないといいのですが笑!
何はともあれ、ふさぎ込まずに楽しめればと思います!

追記

意識改革後の結果がこちらです。


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