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30分でわかる!!米国企業分析 /Pinterest Inc.(PINS)記事無料 次のFBに代わる有力候補?

※記事は無料です。でもヒマワリの種が食べたいので、もし「役に立ったよ!」ってなったら投げ銭下さると喜びます🐹🐹🐹

(2020/10/11時点で書いた記事)
(2020/10/19時点 一部追記)*1
(2020/10/20時点 競合情報追記)*2

最近巷に広がりつつあるアプリ、Pinterestについて書いてみることにするよ。GAFAは確かにイケイケノリノリで強いけど、じゃあ次のGAFAは??って感じで、みんな日夜、目を充血させて悶々としながら探してると思うハム(あれ、これオレだけかな、、??ww)。ハム太郎の私見として、Pinterestは次のFacebook 【FB】に代わるポテンシャルを秘めてる銘柄の1つだと考えているよん(もちろん希望も込めてw)。
最初に言っておくとPinterestはSNSではなく、未来の自分のためのツールです。これはPinterestjapanの公式ブログでもそういっています(後で引用しますね)。
*1
(時価総額は20.83B程で、昨年売上高成長率は51%で、かなり高い水準に入る部類、ただPSRは21倍と低く、投資家から見逃されてるかとww
来年の予想売上高成長率も34%と悪くないので、なぜか忘れ去られた子になってるハムよ)

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※🐹はじっちゃま(広瀬隆雄氏)のいう、”まずは原典にあたれ!”をなるべく心掛けて記事にするように努めてます

じゃあどんな企業なのか早速見ていくハムーーー!!

企業概要

・英文社名   :Pinterest Inc
・設立年月日  :2008年10月
・産業     :コンピューターサービス
・市場名    :NYSE(ニューヨーク証券取引所)
・従業員数   :2,217人
・ウェブサイト :www.pinterest.com
・概要     :ピンタレストは米国のソーシャル・ネットワーキング・
                           サービス企業。ユーザーが興味のあるテーマや趣味の写真を
                           共有するウェブサイトを運営する。ユーザーは趣味や日常
                           の風景、料理やインテリア、結婚式などイベントのアイデ
                           ア写真に加え、ビデオによるハウツー動画も投稿できる。
                           また、同社プラットフォームは商品購入のサービスも提供
                           する。本社所在地はサンフランシスコ。(Yahoo!ファイナン
         スより)

設立は2008年だけど、NYSEに上場したのは最近で、2019年の4月にIPOされた会社。(NASDAQじゃないのが不思議だが、、、)
しかもPinterestの目論見書(←リンク)を見ると、IPO主幹事はゴールドマンサックス、JPMが名前を連ねており、広瀬隆雄氏ことじっちゃまでいう、安心できるIPO銘柄ハムね。

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現在のCEOはBen Silbermannって人で、年齢は若干38歳!(オレと大して変わらんがや、、)非常に若い社長さん。2011年にPinterestの立ち上げを支援し、彼は、もともとAlphabet Googleで製品デザイナーをやっていた人みたいハムね。

事業概要

Pinterestは、ユーザーが自分の生活で重要なものの画像を共有できる視覚ベースのソーシャルメディアプラットフォームを提供しているのよ。共有される画像には、ファッション、スタイル、旅行、料理、自己改善等、多岐にわたる画像が含まれるハム。

Pinterestサイト

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ふ~ん、なんだ、インスタグラムとかと同じようなもんじゃん~、って思ったあなた。ちょっと待って。違いを説明するから!

Pinterestの強みと収益構造

Pinterestの強みは2つ
未来志向型ユーザー向けのアプリ
②ユーザーの2/3が女性

強み①未来志向型ユーザー向けのアプリ
どうゆうことかというと、これまでのインスタグラム等でのコミュニケーションは、基本的にユーザーが実際に経験/体感したことを投稿して、過去に起きた出来事を対象としたコミュニケーションベースだよね。
例えば、昨日ディズニーいったぜよ~、わー、「いいね!」とかねw

一方、Pinterestはそうゆう使い方じゃない。これから旅行に行きたい場所、これから欲しい商品、これから行う創作行為に対し、参考にしたいデザイン等、ユーザーが未来に描く「いいね!」を「ピン」(ピン留め)して、それを他のユーザーと共有する。
しかも「ピン」した写真のコレクションに対し、機械学習アルゴリズムを使用して、ユーザーが見たいと思う可能性のある他の写真を次から次へとじゃんじゃん画像を表示するモジャ~。 そしてじゃんじゃん出てくる画像に広告を含めることで、企業広告が出てくるって仕掛け。そしてユーザーが興味を持って広告主のウェブサイトにアクセスすると、Pinterestはお金を稼ぐ、という収益構造になっているハム。
この未来に対する想像やアイデアを集めるツールである特徴がインスタグラムとの大きな違いってことね。なるほど、なるほど、
冒頭述べたように、PinterestがSNSではなく、未来の自分のためのツールっていったのはそうゆうことです。

以下pinterest japanの公式ブログから引用します

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強み②ユーザーの2/3が女性
また彼らは、目論見書中でこうも述べているハム~

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優秀なGoogle先生に訳してもらうと(自分で読まねぇんかい)、Pinterestは、【米国のミレニアル世代の半数以上がソーシャルメディアプラットフォームを利用している。 10人の母親のうち8人がPinterestを利用しており、母親が家庭用品やサービスを購入する際の主要な意思決定者であることが多い】
つまり財布の紐握ってる母ちゃんのハートもガッツリ掴んでるわって話ね。
というか、かかあ天下ってのは日本だけじゃなく、ワールドスタンダードだったのハムか🐹🐹

ということで、こんな使い方が想像できるわけさ!
・来年の結婚式だけど、ドレスどうしようかな?💛
・結婚式の髪型どうしよ、、?てか今ショートボブだから伸ばさなきゃ💛
・婚約指輪かわいいデザインがいいな💛
・新婚旅行どこにしよう、やっぱ南国ハワイかしら?💛
・水着はやっぱビキニ、、、?💛
・止まるところはやっぱマリオット?ハイアット?💛
・新生活の家電どうしよう、電子レンジ、冷蔵庫、掃除機、洗濯機、、、
・愛の巣のデザインはモダンスタイルかしら??💛

とまあ、こんな感じで未来に発生しうるイベントに向き合うってことは、これは潜在的な購入意欲が高いと言っていいので、そりゃ当然広告主にとっても相当旨味があるって話し。

実際、今年の5月にEコマース大手のShopifyと提携したハム。Eコマースの事業にも力を入れてるってことね。

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以下サイトから引用 リンク
【5月18日、Pinterest社公式ブログにShopify とのパートナーシップを発表しました。Shopify上のショップから、Pinterest へカタログをアップロードして、商品を購入可能なピンへ素早く変換できるようになります。新機能は5月上旬より米国・カナダの Shopify ショップで展開、今後数週間でフランス・イタリア・スペイン・英国などPinterest広告を利用できる国で可能になります。そもそもPinterestでは自社ECサイトを紐づけられるため、日々のアイデアを探すユーザーに対して、プラットフォーム上で認知から購入まで後押しできる点が大きな強みです。Pinterestとしては事業者の利用を活発化させるため、APIを公開し、商品URLのピンを効率的に生成させる支援をしたりしています。次にShopifyは中小ビジネス事業者でも簡単にECサイトを展開できるのが魅力のサービスです。この度のアップデートでは、Shopifyを既に利用している事業者を囲い込み、Pinterest上のコンテンツを増やす狙いが見受けられます。

今後の成長見通し

【AtlanticEquitiesのアナリストであるJamesCordwell氏によると、「ユーザーベースの購入意向が高いことを考えると、大幅な収益化が上向きになる」と予想しており、2018年から2022年までの収益は年平均成長率32%になる】

Pinterest Is Going Public. Here’s What You Need to Know. By Andrew Bary
Updated April 18, 2019 / Original April 12, 2019
リンク

そして、実際月間アクティブユーザー数も4億人を越えたとのこと!PRTIMES (2020年7月31日)
【Pinterest の月間アクティブユーザー数が 4 億人を突破ーZ 世代、男性、ミレニアル世代が成長を牽引】

今後、Pinterestにとって最大のチャンスは、米国市場以外でのビジネスになるとのこと。*1(下のグラフはS-1の資料から引っ張ってきたものだけど、4Q,18年の米国売上に対する、海外の売上比率はたったの7%程度しかないよ。)なので今後海外のシェアをいかに伸ばせるかが重要となりそうハム。

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実際、具体的に日本国内のユーザーを見ると、わずか500万人程度。これはTwitterユーザーと比較すると1/9程度であり、裏を返せば、まだまだ成長の余地はありそうハム。

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出典元リンク

地政学上のリスクといえば、米中摩擦だよね~。そうゆう意味では中国でのシェアを伸ばすのはちょっとハードルが高いかもしれないハム。

競合の存在は?

*2(目論見書によると、Pinnersという会社があげられている。)

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*2(完全にPinterestのマネをしているらしいw。というか名前も似てるし。
その他GAFAも今後の競合になりえる、という記載もあったハムよ。
その辺とは財力の桁が違うからもしやられると一蹴されそう、、、。今後こういった動きも見ていく必要がありそうだね)

業績

業績と株価をみていくよ~。
前回のBANDの記事ではマネックスの決算情報を張り付けていたけど、規約を見ると転用不可って書いてあったから、怒られる前に他からもってくることにするハム、、(マネックスさんごめんなさい)

売上
毎年の売り上げ (Investing.comから引用)

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2017年→2018年 472.85万ドル→755.93万ドル(売上高成長率 59.9%)
2018年→2019年 755.93万ドル→1142.76万ドル(売上高成長率 51.2%)
売り上げは悪くないハムね!
*1(粗利益も68%とかなり高いね。)
でも営業利益が2018年から2019年に大きく落ち込んでいるよ。

*1(バランスシート(BS)に関しては特段コメントなしかな)

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キャッシュフローの方も見ていこう。

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営業キャッシュフローは2018年から2019年にかけて大幅に改善して。
投資キャッシュフローが大きくマイナスになって財務フローも大幅上昇してるね。2019年に営業利益が落ち込んでるのはこれが理由。

*1(損益計算書(PL)を見ると販売費と研究開発費がかなり積まれてるね~。最近よく広告見るから、そゆうのかしら、、、)

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営業キャッシュフローの黒字化がいつできるか、決算に注目していこう。

株価

順調に推移!
先日新高値を更新し現在は$40付近で推移

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そしてPSRとEarnings YieldでみてもPinterestは結構いい位置にいるよ!
PSRは時価総額÷売上高で算出した値、いわゆる割安・割高感を測る指標。
Earnings Yieldは株価に対する1株あたり純利益なので、値が大きければ大きいほど得られる利益が多いという指標。
その観点で見ると、数あるハイテクグロース銘柄の中でも比較的割安で、利益も多く得ている企業、という風にいえるハム!

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PSRとEarnings Yieldの成長率でみても悪くはないね。

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ただし、これらの指標は株価によって常に変動するので、定期的にチェックが必要だよ。
なのでTwitterで週報として追っていくことにしたので、よければそっちも参考にしてくださいハム

決算

大事な大事な大事決算もみていくよ~
Pinterestは注目IPO株でもあるので、アナリストが20人ほどついており、予想EPSもそれなりに信頼度は高そう。
決算はいまのところ売上高、EPS共に合格レベルなのかなあと、今後もEコマース事業で業績拡大を続けていくと思われるものの、Eコマースはコロナで下駄を履いた状態なので、今後の決算はより注視していく必要があるハムね。

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まとめ

今後もユーザー獲得と共に成長が見込める期待株の1つだと思うよ!
そして最も特徴的な、未来に対する想像やアイデアを集める、ここから得られる収益構造と、圧倒的な女性ユーザー数の確保はPinterestならではと言えそう。
今後数年の間の成長が楽しみな会社ハムね。もしかすると、次のFacebookに化けるポテンシャルもあるんじゃないかと考えてるよ。
ただし、コロナの影響で巣ごもりしている人が多いことから、Eコマース関連は好調だということと、米中対立による摩擦の影響で中国ユーザーの確保は難しい可能性が高いことから、これらの影響も注視しつつ決算の行方を見守りたいと思う所存。

最後までお読みいただきありがとうございました🐹🐹
内容役に立ったよ!って思っていただいたらスキ、コメント、投げ銭なんでもいいので反応いただけると励みになります!!
もし間違い等あればご指摘いただけると勉強になるので、よろしくお願いします。

※投資は自分の判断で自己責任でお願いしますね。

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