訴えたりできるのかな?
漫画【宇宙兄弟】が全巻揃っているのに、漫画アプリで1日8話ずつ読み直している、そらです!
1回単行本読み始めるとたぶん最新まで止まらずに読み切ってしまうので制限しているつもりです!
さて、近年世間を騒がせました某男性アイドル事務所の性被害。
被害にあわれた方は精神的に相当なダメージを受けてらっしゃると思います。想像もつきません。お察しします。
ん?
そういえば似たような経験自分もしたことあるな!
したことあるなっていうかされたことあるな!!!
家族にも話してない、たぶん人生で2.3人にしか言ってない話なんですが、よかったら聞いてください!
※ちなみに個人的にはそんなダメージくらってなくて、今のご時世にならなければ軽い笑い話で話したいなぐらいでストックしていた話です
※事が起きるのは後半なのでそこまでお付き合いください
僕は中学1年生の頃にシンガポールに1週間行ったことがあります!
これは僕の出身の町が「研修」という形で、海外の文化や英語学習の進歩を促すという目的で、希望した学生を普通に行くよりも相当安く海外に連れていくというものでした!
僕の姉と兄も同じように行っていたので、僕も流れで行くことに!
しかし、ただの観光旅行ではないのでしっかりと試験のようなものがありました!
中1の頃の僕は、とにかく馬鹿で、1週間の曜日を英語で言えないぐらいの大馬鹿さでした!
(その後英語特化した近所のおじいさんのやっている塾で中学英語レベルはクリア)
ペーパーテストは日本語で書いてある単語を英語に変換して記入するだけの簡単なテストでしたが
月曜日→______
火曜日→______
水曜日→______
みたいな感じで、かなり空欄で出してしまったのを覚えています!
この時点でシンガポールははるか遠くです。
その後、希望者や関係者の前で英語で自己紹介をする機会があって、覚えてきたつたない英語を必死に話す!
My father do'nt like insect!
(私の父は虫が好きではありません)
これを言って関係者数人が笑ってくれた瞬間に、僕はシンガポール行きを確信しました!
僕もかなりの出来なさ具合でしたが、それよりもひどい人が数人いて、定員割れしていたのもあり、しっかり事前に学習してくるようにとのことで、僕のシンガポール行きが確定しました!
僕の中学校での男子の参加は僕だけで心細かったんですが、隣の中学校の男子3人が小学校の時やっていたソフトボールで顔見知りだったんのですぐ打ち解けて、楽しい旅が始まりました!
ちなみにシンガポールって皆さんどんなイメージですか?
僕の中では「ポイ捨てすると罰金」という印象1択でした!
(兄がそんなことが書いてあるTシャツを買ってきたので!)
そんな印象を持ちながら僕は当時1番気に入っていた野茂英雄のキャップをかぶってシンガポール地に降り立ちました!
空港から一歩外に出た瞬間風が強く、帽子が飛ばされそうになったので、キツめに調整しようと思って帽子を取り、調整しようとしたその時
このイボイボみたいなのがポロっと取れて地面に落ちてしまいました!
「終わった」
「逮捕される」
「初日にかよ」
「なんで使い古した野茂の帽子選んだんだよ」
「いや野茂の帽子は悪くないだろ」
色んな感情が押し寄せてきて立ち尽くしていると
「何してるの、早くバス乗るよ」
JTBのお兄さんが優しく手を引っ張ってバスの停車している場所まで連れて行こうとしてくれました!
「あなたも共犯になるよ?」
「バレなければいいってか?」
「ここが俺が今後どういう人生を歩むかの分岐点かもしれない!」
コンマ何秒でそんな感情が押し寄せてきた瞬間に
「カンカラカンカランカラン」
思いっきり空き缶が風に吹かれて踊ってました!
よく見るとマクドナルドの紙袋とかも捨ててある!
「いや、見渡すと日本と変わらんぐらいゴミ落ちとるんかい」
ほっとしたのと同時に少しだけガッカリしました!
そんなこんなで始まったシンガポール研修!
正直「中国庭園」と「ホームステイ」しか覚えてないです!
(あとは5000円ではでなバッグを買っておかんにプレゼントして「おみやげのセンスがない」とこき下ろされたぐらい)
なかでもホームステイはしんどかった思い出です!
高齢の母親と同居しているシムさんという方の家にもう一人のN君と泊めていただいたのですが、カルチャーショックというか、自分がいかに恵まれているのかを痛感しました!
ユニットバスで湯舟は無し!
便器は藻が生えていて、シャワーはお湯が出ない!
英語がダメだからそもそもコミュニケーションが取れない!
お母さんは僕らが嫌そう!
英語が優秀なN君に助けられ、初日を終える。
次の日、お友達の家でのホームパーティーに誘われ参加!
タイ米があまり口に合わず、野菜炒め的なおかずと共にかきこんで終わらせる!すると
「§ΦΨЖΘЙ???」
英語がわからん。。。
食べ終わって笑顔で聞いてきてるから「おいしかったか?」と聞いていると思い
「YES!!!!!!」
飛び切りの笑顔で答えました!
気付いたら目の前に大盛りのタイ米がありました。
シンガポールで気を失いそうになったのはこの1回だけです。
それから覚えているのは、ホテルで朝起きてJTBの人が現地の新聞を読んでいたので「なんて書いてあるんですか?」と聞くと
「昨日落雷で釣り人が2人亡くなったらしい」
シンガポール怖い!シンガポール怖い!
僕はこの旅で日本を大好きになっていました!
無事に日本に帰国し、普通に生活をしていると校長室に呼び出される。
「やばい、やっぱり野茂の帽子の一部が落ちたのを誰かが通報したんだ」
覚悟を決め校長室に行くと、
「シンガポールでお世話になったシムさんが仕事で日本に来るから、顔を出してくれるそうだよ」
なんと、シムさんはシンガポールでもそこそこお偉いさんなのか、教育者としてなのかはわかりませんが、正式にウチの中学にきてくれるそうだ!
数日後にシムさんが本当に来て、僕のクラスで何か話してくれていた!
(英語は分かりません)
少しだけ恥ずかしかったのだけ覚えています!
その後、シムさんは隣の中学のN君にも会いに予定で、帰りが遅くなるから今日はウチの島のロッジに泊まるから夜にまた食事をしようという話になりました!
会場に行くと、一緒にホームステイしたN君も来てました!
食事をして、せっかくだからそのまま泊まっていこうという話になり(なんでそうなったかだけは未だに思い出せない)、3人で部屋へ!
川の字で寝ることになり、シムさん→僕→Nくんの横並びで寝ることに!
いや普通シムさん挟むだろ!
なんで俺真ん中なんだよ!
そう思いながら床につく!
シムさんが「Good night」といってホッペにキスをしてくる!
「海外ではこういうのが当たり前なんだろうな」
謎の先入観でその場をしのぐ!
髭が痛かったのだけはよく覚えている!
眠りについて少ししたら、耳元でシムさんの、激しいんだけど抑えている感じの吐息がしているのに気付き、目が覚めた。
と同時に僕の左手に何か柔らかい感触が、、、。
「ん?なんだこれ?」
それがシムさんの【シムさん】だと気付くのに時間はかかりませんでした!
ここで大声を出したり逃げたりすれば良かったんでしょうけど、13歳の少年そらくんはピッキーンと硬直することしかできずに数分を過ごしました。
首だけ横を見るとN君はわんぱく少年のように口を大きく開けて万歳して爆睡していました!
こんな時にお前・・・。
どうすることも出来ずに、左手の感触とシムさんの吐息にただ耐える数分。
M-1でルミネで漫才させてもらってスベッた時ぐらい果てしなく長い時間でした!
さすがに気味が悪くなって寝がえりを打つフリをしてN君側に体を向けました!
シムさんは残念そうな声でブツブツ何かを言って床につきました!
「早く太陽上がってくれ!」
鬼滅の刃のクライマックスぐらい太陽を望む!
もちろん一睡もできないので果てしなく長く感じました!
朝を迎えてお別れの時、何事もなかったように去っていくシムさん。
「またな」と何事かがあったことを知らずに去っていくN君。
お前・・・。
その後シムさんとは全く会うこともコンタクトをとることもなく今にいたります。
正直自分から話せる内容でもなかったし、恥ずかしいことをされたという認識だけはあったので誰にも話さずに過ごしてました!
特にトラウマになることもなかったのが幸いでした!
ただ1つだけ気になったのは、その後もシムさんは研修で来たウチの島の若い男の子をホームステイと称して受け入れて、何かしらイタズラを引き続き行っていたのかということです。
あと中学校に正式に来れたってことは、国の仕事とかで来てたのかも気になります。
日本とシンガポールの親善大使的な立ち位置だったのか、今となっては何も分かりませんが、
シムよ!
俺にしたようなことだけはやめててくれよ!
俺は大丈夫やったけど(大丈夫ってなんやねん)、本来1発退場やぞ!
恐らく町の研修制度はもう終わったはずなのでウチの島からの被害者は出ないと思われますが、
お子様がおられる過程の皆様!
一応お子さんとかがシンガポールでホームステイとかするって時は、受け入れ先の名前だけ見ておいてください!
25年前で、当時何歳だったかもわかりませんが、恐らく今は60~70歳ぐらいだと思います!
見た目は中肉中背の眼鏡をかけた少し髪の薄い感じでした。
それも25年前なので参考にもなりませんね。
同性愛者なのか、青少年に興味があるのかは分かりませんが、前者なら素敵なパートナーが出来ててほしいし、後者なのであれば自重しててもらいたいです!
悪い人ではなかったので。
いや極悪人にもなり得たな。
訴えたり出来るのどうかもわかりませんが、そんな気は全くないので安心してくれシム!
長くなりましたが、僕のあのケースぐらいでも体は硬直して声も発せないので、もっとひどい性被害にあった方の心情は計り知れません!
自分の身は自分で守るしかないので、皆さんも他人事と捉えず注意していってくださいね!
長文お付き合いありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?