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金縛りにあいました。

皆さん、金縛りにあったことはありますか?

「…………突然、何言ってんだこいつ。頭沸いとるんちゃうんか(。´・ω・)?」

そう思った方は、まだ「戻る」ボタンを押さずにもう少しだけお付き合いください。1度も金縛りにあったことが無い人からすればオカルトのように聞こえるかもしれませんが、本当に”それ”は突然やってきます。

もちろん人生で1度も金縛りに掛からないという人もいらっしゃると思いますので、

「ほーん、金縛りってそんな感じなんやな(・´з`・)」

くらいの感覚でお読みください。


そもそも「金縛り」って何?

金縛りとは、主に就寝中、意識がはっきりしていながら身体を動かすことが出来ない症状を指す。医学的には睡眠麻酔と呼ばれ、睡眠時の全身の脱力と意識の覚醒が同時に起こった状態である。  「wikipedia」より

勘違いされがちですが、「金縛り=心霊現象」ではありません。これは医学的にも証明されています。
もともと金縛りは、不規則な生活・寝不足・過労・時差ボケやストレスなどから発症するとされています。

しかし金縛りにあっているときの脳はしっかり覚醒していないため、上に人が乗っているように感じた、自分の部屋に人が入っているのを見た、耳元で囁かれた、誰かに身体を触られた…………といったような幻覚を伴う場合があるらしいです。これが原因で幽霊や心霊現象と関連づけられたりしていますが、もちろんそんなことはないのでご安心を。


人生で初めての金縛り

その日の私は、友達の家で夜遅くまでゲーム(スマブラ)をしていました。本当は深夜2時くらいになったら帰ろうと思っていましたが、久しぶりに友達とスマブラするのが楽しすぎて、気づいたときにはもう空の色が青くなり始めていました。それからゲームをやめて友達と解散し、閑散とした街の中、私はボーっとしながらいつもの道を歩いて家に帰りました。
すでに眠気もピークだったので、乱暴に布団を敷いて服も着替えないままそのまま眠りにつきました。

そして、私は崖の上に立っていました。
もちろんそこは夢の中なのですが、私はそのことに気づかず、ただぼーっと静かに崖の下を覗いていました。
真っ暗でまったく先の見えない大きな穴。最初は何とも思わなかったのですがだんだん気味が悪くなって、私はそこから離れようとしました。

すると突然何者かに背中を押され、その衝撃で崖から片足が出てしまい、

「あ、やばい」

そう思った途端、唐突に夢が終わって目が覚めました。
目の前には見慣れた天井が見えています。外は真っ暗です。

「なんだ夢だったんだ…………」

しかし安心するのも束の間で、私はすぐに違和感に気づきます。
まず身体が動きません。全身が鉛のように重く、まるで何かで頑丈に拘束されているような感じです。そして頭の中から「キーン」という金属が擦れるような不快な音が、永遠と鳴り響いています。

人生で初めての金縛りです。

恥ずかしながら、私はその時「助けて!」と叫んだのですが、口が動かないせいでうまく言葉にすることが出来ません。あまりにも怖すぎて、私はがむしゃらに身体を動かそうとしました。たぶん30秒ぐらいはそうしていたと思います。そして思いっきり上半身を起こそうとしたその瞬間、

私は夢から覚めました。

何が起こったのか全く分からなかったのですが、身体はいつものように動かすことが出来るし、もう頭の中から変な音は聞こえてきません。そして窓の外には、雲一つない真っ青な空が広がっています。ようやくここで私は、さっきの金縛りは全部夢の中の出来事だったことに気付きました。


金縛りの解き方

私の場合は無理に身体を動かそうとして金縛りを解くことが出来ました。
しかしネットで調べてみたところ、どうやら金縛りにあったときは何もしない方がいいらしいです。

実際に私もそれに賛成で、無理やり動かそうとすると、身体の方に少なからずも負担が掛かっているように感じます。どうせ金縛りが解けるんでしたら、別にそこまでして体を酷使する必要はありません。

ですがもし、どうやっても金縛りが解けそうになければ、私のようにしてみるのもアリだと思います。なんでも人によっては30分以上に及ぶものもあるらしいので…………。ヒェー(((゚Д゚)))ガタガタ




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