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FeliCa Lighit S にあるMACを使った改ざん検知

FeliCa Lite-Sは、ソニーが開発した軽量かつ低消費電力な非接触型ICカードです。FeliCa Lite-Sには、MAC(Message Authentication Code)と呼ばれる機能があります。MACは、暗号化によってデータの改ざんを防止するための技術です。FeliCa Lite-Sでは、MACを使用して、カード内のデータが改ざんされていないことを確認できます。

MACによる改ざん検知処理のながれ


  1. カードとリーダーが通信を開始する前に、カード側でランダムな値を生成します。

  2. カード側で、生成したランダムな値を含むデータをMACアルゴリズムにかけて、MAC値を生成します。

  3. カードは、リーダーに対して、生成したランダムな値とMAC値を送信します。

  4. リーダーは、受信したランダムな値を用いて、自身でもMACアルゴリズムを適用して、カード側で生成したMAC値と一致するかどうかを検証します。もし一致しない場合、データの改ざんが疑われ、通信を中止します。

まとめ


FeliCa Lite-SのMAC機能により、通信中にデータが改ざんされた場合に通信エラーを検出できます。これにより、不正アクセスなどのセキュリティ上の問題を防止することができます。

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