見出し画像

詩)貴方を好きでいられる時間

愛は呪いとたがわず
鎖に繋がれ断ち切る事も叶わず

貴方を好きでいられる時間は
いつ終わりを告げるともわからず
それでも支配された感情に身を任せ
盲目になりてこの熱の中に身を捧げ
焦がれていく肉の匂いを嫌悪しつつ
先のわからぬ感情にもたれかかる

脳の錯覚か
それとも心の揺れ幅か
独裁的で独りよがりの想いは
いつの間にやら自分の殻を食い破り
まるで狂気の様に熱を帯びて

この熱はいつまで続くのか
些細な言葉の一つで
蝋燭の炎の様に揺れる
頼りなく
ゆらゆらと

永遠と一寸先の闇は
どれ程の違いがあると言うのか
美しさの中に紛れ
愛は心を真ん中に隠して高らかに笑う
真実などワカリハシナイト