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ラッキンコーヒーという中国でスタバを圧倒する急成長のコーヒーチェーンがやばい

追記: ラッキンコーヒーの業績は粉飾決算だったことに注意してください。

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-------以下、当時の記事-------

2018年1月に正式に開業したとは思えない中国のコーヒーチェーン 瑞幸咖啡(luckin coffee/ラッキンコーヒー)の急成長っぷりが改めてヤバかったので一旦おさえておこう。

スタバの店舗数を抜き去ろうとしているラッキンコーヒー

筆者が最初にラッキンコーヒーの存在を意識したのはスタバが急激に伸びるラッキンコーヒー対抗策(それだけでもないが)でアリババ傘下のEle.meと組んでデリバリーを始めるという噂で。(後に正式に提携を発表、アリババ傘下のデリバリー30分可スーパーHemaでスターバックス・デリバリー・キッチンもオープン)

で、ラッキンコーヒーはテンセントと戦略提携でアリババ×スタバ、ラッキン×テンセントという構図になった。

正確には下記のようにスタバはWeChatにガッチリポジションとっていたり、オールレンジだけど。

WeChat Payの伸びもすさまじかったので、このポジション(Tier1だっけ)をおさえたい気持ちはよく分かる。

スタバとラッキンコーヒーの店舗数推移比較(中国)

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さあ本題。ラッキンコーヒーは2018年開業にも関わらず、なんと2073店舗まで急拡大した。ナ、ナンダッテー(椅子から転げ落ちる)

しかも、ラッキンコーヒーは2019年には4500店舗に拡大する計画と報道されており、たった2年でスタバの中国における店舗数を抜き去る勢いだ。スッ(椅子を差し出す)

すでにラッキンコーヒーの現時点の評価額は22億ドルというユニコーン企業となっている。

スターバックスは本気で中国に賭けており、2017年にはライセンス提供による中国合弁事業のイーストチャイナ株式の残り50%を取得し完全子会社化。創業者のハワード・シュルツも何度も盛んに中国にかける意気込みを語っていた(昨年、会長職も退任したが…)

米国ではスタバは飽和しており、1人あたりコーヒー消費量の伸びも頭打ち。そのため成長余地のある中国に注力してきた。

ところで上記のグラフのPeerにラッキンコーヒーは含まれていない。

実際、中国に注力する理由がよく分かるグラフとして上記のような資料がある。こうやってみると中国におけるコーヒーの消費量の拡大はまだ入り口のようにも見える。

さて、問題のこの急拡大が続くのかどうか?はよくわからない。中国といえば急拡大からの急激なシェア低下がよくある一寸先は闇感がはんぱない市場だからだ…最近の例でいえば自転車シェアリングのofoの凋落など…(まぁあれは別の問題でもあるが)

ラッキンコーヒーはスタバより1-2割ほど安い上、クーポンをばらまいて赤字でスケール最優先で拡大しており、どこでカニバリしはじめるのかもよくわからない。そこらへんは中国ガチ勢の意見が聞きたい。

ただ、顧客に最も近いアプリが店舗というデリバリー中心というかアプリファーストのスタイルで一等地を避けて出店し、アプリさえマインドシェアを占めていればデリバリーで立地が多少二等地でもカバーできる上、賃料もおさえることができ、オペレーションも最適化している中でスタバがEle.me提携のデリバリーでどこまで食いつくことができるのかスタバの決算ウォッチも楽しみでならない。

ちなみに日本ではスタバはLineと組んでMobile Order & Payに取り組んでいる。

今後も、ラッキン、スタバ、アリババ、テンセントあたりは継続的にウォッチしていく予定。

追記: ラッキンコーヒー決算まとめ

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追記: スターバックス決算まとめ

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——— ✂ ——— おわり ——— ✂ ———

<筆者の詳細>
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