見出し画像

Nike本決算!減収予想で株価急落、リストラ効果で利益水準は堅調

大手スポーツ用品ブランドのナイキが6月27日、2024年3〜5月決算を発表。同社にとっては第4四半期だ。

売上高は前年比1.7%減の124億ドル、税引前利益は38%増の17.3億ドルだった。減収増益という結果だが、決算発表翌日の株価は約20%もの暴落。投資家も阿鼻叫喚である。

「2025年5月期は、変革の一年になるだろう」とナイキのCEO、ジョン・ドナフーは発言した。これまでの一年で、ナイキは新製品の発表やドイツサッカーとの契約など、衆目を集める取り組みを多く展開した。

アスリートを介したストーリーテリングと製品の革新、消費者に向けたマーケティングの三つがナイキの展開する戦略の軸だ。今後はさらに大きくて大胆なストーリーを伝えていくというが、業績の頭打ち感は払拭し難い。

ここから先は

2,091字 / 2画像
注目の米国上場企業の決算データ・企業動向をベースに時間をかけてディープに見ていく記事と、情報を整理・凝縮し時短できるセンサー的な記事の両端で構成。投資家ではなくともビジネスパーソンが「このビジネスはこんな風にグロースしているのか」という学びがあるよう努力します。

優良企業・話題の企業を中心に米国上場企業の決算データおよび企業動向を毎四半期ベースで定点観測。記事内容は全てストレイナー(https://…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?