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Work OSを標榜「Monday.com」マルチプロダクト戦略で急成長を続ける

ワークマネジメントツールのMonday.comが、マルチプロダクト戦略による成長を続けている。

同社は「Work OS」を標榜し、人々がより効率よく働くためのツール群を提供する。プロジェクト管理からCRM、開発者向けなど、展開する製品領域を成長とともに広げてきた。

重かった販売費用も対売上比で圧縮され、すっかり黒字化が近づいたように見える。先日発表された4〜6月期決算で、売上高は前年比42%増の1.76億ドル。営業損失は1,200万ドルだった。

収益性を高めつつ成長率も維持できる企業は決して多くない。今回の記事では、同社が掲げるマルチプロダクト戦略とはどのようなものか、最新の決算発表を元にまとめる。

三大プロダクトと「Monday DB」

Monday.comが現在提供するプロダクトは、大きく次の三つに分かれる。

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