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九井諒子展&京都小旅行の記録⑤

お風呂と飯、そして京都脱出。
京都水族館の前回↓


2日目・伏見力の湯

博物館めぐりと夏の京都で削られまくった体と空腹を癒やすべく、朝もお世話になった伏見力の湯へ。
時刻は20時を回っている。竹田駅で降りて力の湯に向かう途中、明らかに祭り帰りと思しき客とたくさんすれ違って嫌な予感がしたが、やはり台湾飯の屋台は軒並み売り切れている模様。時間的に仕方ないとは言え、残念無念。
飯を食いたいなら18時頃までに来とけということだろう。

これがホントの後の祭り

残り少なくなったメニューに長蛇の列ができ、しかも会場は昼間炙られていたアスファルトの駐車場である。秒で諦めた私は先に風呂に入ることにした。

伏見力の湯はそこそこ大きめの銭湯施設で、企画風呂(自分が入ったときはタピオカミルクティー湯だった)や強バブル風呂に電気風呂、露天風呂となかなかバリエーション豊か。自分はあまり興味ないがサウナが大きいことでも有名らしい。サウナとは別にミスト風呂もある。

いろんなイベントを積極的にやってる銭湯らしい

体を洗っていると外の方から謎の鳴き声のようなものが定期的に聞こえてくる。何かと思ったら露天風呂で日本人と親交を深めている外国人のオッサンのクソデカボイスだった。慣れない日本語の途中に「あー」「えー」(日本人もプレゼン発表とかでよくやるヤツ)を頻繁に挟むため、それが風呂全体に響き渡っているのだ。
演説をぶっている彼はポーランド人らしく、夏休みの休暇をもらったはいいが地元はクソすぎるので日本に旅行に来たとのこと。筋トレが趣味でバーベル(ベンチプレス?)130キロいくらしい。詳しくないのですごいのかはよくわからない。
以上は別に私が聞き出したわけではない。聞き耳を立てるまでもなく全部聞こえてしまうのだから仕方ない。

さて、風呂から出て本日酷使した足の裏をいたわっていると、もう21時半である。休日はあと一日あるが、最後の半日くらいは家でゆっくりしたい。
ということで、今晩での京都脱出を決定した。

2日目・Volksフォルクス(ステーキチェーン店)

わざわざ個別項目にしたのは、今回食った中で一番印象に残ったからだ。

風呂から上がった時点で21時。朝のコンビニ飯以来何も食っていない。台湾飯も当てが外れた。
…肉だ。このイライラは肉で解決するしかない。

そこで興味を引いたのが、車を走らせて目についたVolksというステーキチェーン店だ。
チェーン店かい…とは思わなくもないが、一定以上のモノを提供できるからチェーン店を出せるのだし、そもそもこだわりの個人店みたいなところは自分のMPマニーポイントが足りない可能性が大だ。というわけでここに決定。
後から知ったが、Volksはファミレス界の高嶺の花みたいな存在らしい。
あと、フォルクスワーゲンとは何の関係もない。(Volks=独語で「国民・民衆」の意)

メニューは奮発してトリプルステーキコンボ、合計400g。かなり多いが腹減ってるしまあ食えるでしょ(フラグ)。パンとスープバーも付けて7千円近く逝ったが、宿代の分食ったと思えばよいのだ。
ステーキが来るまでに適当にパンとサラダとスープを食べながら待つのだが…
このスープ、バチクソうめえな?

単品で写真を残しているほどのうまさ

牛すじ肉と野菜の海老スープという名前だったが、どっさり入ってる牛すじ肉のゼラチンがねっとりムチムチで、香草もいい感じに効いている。ステーキ屋だからスジ肉も安く大量に手に入るのだろう。海老の姿がどこにも見えないのが若干気になるが、美味いので無問題。たぶん出汁とかでしょ(適当)
調子に乗って3杯目をおかわりしたところでメインの肉が来た。
…思っていたより肉多いぞコレ。が、想定内だ。想定外だったのはライスも付いてきたところ。マジ?ご飯もデフォで一皿くるの?

ジャガイモまるまる一個が付いてきたのも
やや想定外

お姉さん「ご飯もおかわり自由となっておりますので(ニコ)」
おかわりどころではない。スープとパンとサラダで胃袋は既に4割埋まっている、何なら晩飯これで割と満足してるまである。
内心冷や汗をかきながらステーキに取り掛かる。美味い。「竜の学校は山の上」に出てきた「いかに牛豚鶏が優秀か痛感させられるな」という台詞を思い出す。
ちなみに、これがステーキとしてどのランク程度のものなのかはわからない。美味いということしかわからない(「チェーン店」などとバカにする資格なんて無いのがよくわかるね)。

かなり食ったのにまだこれだけある。なんとかすべて腹に収めた。

ここで新たな発見、例のスープはご飯のおかずとしても優秀である。米の甘みが何倍にもなる、締めの一杯とかで是非いただきたい美味しさだ。単体で売って欲しい。
パンパンの腹を抱えて、Volksを後にした。

京都は脱出したが、もうちょっとだけ続くんじゃ。



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