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九井諒子展&京都小旅行の記録④

続いて京都水族館。展示の仕方や雰囲気・センスなどにどことなく大学生的なものが感じられる。さすが学生の街京都と言ったところか。
展示は素晴らしいが、ぼっちで行くのはオススメしない。
前回の京都鉄道博物館↓


2日目・京都水族館

時刻は15時半。鉄道博物館で歩きすぎて足がヘロヘロになってしまい、京都水族館に行くかどうか少し悩んだが行くことにした。閉館は19時半なので、そんなに時間に余裕があるわけではない。空腹だが飯を食う時間が惜しい。そのまま水族館へ。
水族館は鉄道博物館から歩いて約5分、こんなに近くても京都の夏は確実にスリップダメージを食らわせてきて辛い。

ここの水族館はオオサンショウウオとクラゲとペンギンに力を入れているようだ。オットセイとアザラシの水槽も良かった。海から結構離れているので、海水の確保が大変そう(後に知ったが人工海水らしい。そりゃそうだ)。

オオサンショウウオ

入ってすぐにあるオオサンショウウオの水槽。実は生で見たことなかったので嬉しい。思ってたより二回りぐらいデカかったのと、思ってた以上にいっぱいいた。しかし、見れば見るほどドオーにそっくりだなこいつら。

水槽の隅にみっちり。何が楽しいのか

水槽の向かい側には、日本固有種のオオサンショウウオと中国のチュウゴクオオサンショウウオの交雑が問題となっている、との説明書きがあった。双方とも純粋種はほとんどいなくなり、交雑種が大半を占めているのだとか。まさに今月、24年7月から中国種・交雑種ともに特定外来生物に指定されたらしい。…駆除して食えるということだろうか?(某野食ハンターch視聴者並感)
侵入経緯を調べたら食用として輸入された奴が放流されて定着したと書かれているが本当だろうか。
養殖させるならともかく、食用って普通生きたまま輸入する?

余談だが、山林の世話をしていた職場の大先輩が、オオサンショウウオは食ったことがあってとても美味かったと言っていた。更に余談ながら、オオウナギはゲロマズだったらしい。

オットセイ&アザラシ

上からと横のガラス壁から観察できる水槽のオットセイ・アザラシは客慣れしており、同じところを行ったり来たりしてシャッターチャンスを提供し客を喜ばせていた。特に、全周から観察できるアクリルチューブがあるアザラシ水槽では、サービス精神旺盛なやつが撮られまくっていた。

アザラシって尻尾あるんだね

しかしこの写真の直後、盛大に小便とウ◯コをかまして客の顰蹙を買っていた。まあ貴重なものが見られた感はあるか…

クラゲ

クラゲの展示は一風変わっていて、「京都クラゲ研究部」なる組織の飼育員?学芸員?研究員?さんたちがせっせとクラゲの飼育・研究している様子そのものが展示になっていたのが印象的だった(もちろん「普通の」展示もいっぱいある)。

いかにも「クラゲの研究室です」みたいな雰囲気
大学生の研究室紹介的なノリを感じる
ケースは横倒しの筒状で、壁に沿って気泡を出して水流を作っている。
クラゲはだいたいプランクトン(遊泳能力を持たない生物)なので、
この水流がないと全部ケースの底に沈んでしまうらしい

ミズクラゲの成長の様子が細かに展示されており、小さなゴミにしか見えない孵化(正確にはポリプから別れたエフィラ)1日後から、立派なクラゲに見える1~2ヶ月後までの飼育ケースが並べられていた。つまり日単位でケースを並べ替えているということになる。
ミズクラゲ(この記事トップのやつ)は日本全国で普通に見られるクラゲだが飼育は思いの外めんどくさいらしく、紹介文いわく、ここにいる人員はミズクラゲ増殖のためにいると言っても過言ではないのだとか。

ペンギン

60羽以上もいるケープペンギン。

めっちゃいる。めっちゃかわいい。

ここで特徴的なのも、やはりペンギンそのものではなく展示方法である。「京都ペンギン相関図2024」なる謎の巨大イラストが掲げられているのだ。なんせたくさんいるので相関図も巨大である。

デカい
ペンギンに混じってニンゲンの相関図もあるんですが…

「2024」とあるあたり、毎年更新されているのだろう。めちゃくちゃ手間がかかるだろうに、こんなの毎年やってるのかすげえな…
ちなみに全体図の画像、公式ページでも普通に公開されている。

他にも京都水族館のペンギン個体識別のための専用サイト、その名も「ぺんたごん」なるサイトが作られていた。各ペンギンのフリッパーに付けられた識別環の2色を入力すると即座に個体名がわかる、という簡単なんだか凝ってるんだかわからないシステムである。
なお、ペンギン展示場は半分屋外で、客用の通路は展示場とはアクリル板で仕切られているがアクリル板の上には何も仕切りがない。しかも通路はせり上がっていくようにできているので、出口付近でやべえペンギン臭(猛烈に生臭い)が流れてきてウッ…!となる。南極のペンギンコロニーは臭いと聞いていたが、これかあ…
まあ真夏だし、余計にひどいのだろう。

職場や家族用のお土産を閉館間際まで粘って数点購入し、京都水族館は終了。

つづく。

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