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九井諒子展&京都小旅行の記録⑥

九井諒子も京都も全く関係ないおまけ。国道168号はいいぞ。
スープが美味かった前回↓


3日目おまけ・夏の車中泊場所としての紀伊山地

昨晩の寝苦しさに懲りていた私は、涼しいところで車中泊することを決めていた。涼しいところ、すなわち標高の高いところである。あと、たぶん京都は盆地なのがいけないのだと思う。
そこで別の思いつき、「そうだ帰りは下道で帰ってみよう、時間もあるし」をグーグルマップにぶち込んだところ、紀伊山地縦断が最短ルートですよと教えてくれた。うん、今から出発すれば眠くなる頃にはそのへんにたどり着ける。ついでに護摩壇山から日の出を拝めればいい感じでは?

Volksを出発し、京都・奈良をひたすら南下。時折グーグルマップのナビを無視して、気分で脇道に入り込んでみたりするので、実際に通ったところは自分でもわからない。

帰還ルートは多分こんな感じ(推測)
自分は好きでこんなルートを通ったが
普通は夜の山道はやめといた方がいいと思う
途中で立ち寄った道の駅にて。
ツバメの巣の高層マンションは初めて見た

紀伊山地への登りはなんとなく国道168号を使った。
本当は高野山に登る371号を通るのが近いのだが、168号は幻の鉄道と並走するのが好きなのだ。
ここは168号とほぼ同じルートで五新線(五條市と新宮市を結ぶため)という鉄道が計画されていた。熊野の木材搬出需要、また京阪神からの熊野詣の客需要が見込まれ、実際に橋やトンネルも作られた(中には5km以上の長大トンネルもある)のだが、林業と国鉄の衰退、道路網の発達が重なり採算の取れる見込みがなくなったので開業されずに放棄された、いわゆる「未成線」である。
めちゃくちゃ線形がいいし、橋も国道から目立つので、初見時は国道の改良工事か?にしては幅が狭いな?とか思っていたが、帰って調べると鉄道の未成線ということがわかり興奮したものだ。
まあ今回は真夜中なので何にも見えないんだけどね。

そして登りきった最初の峠である天辻峠(のトンネル)付近は、目論見通り22℃と素晴らしく過ごしやすい気温だった。とは言ってもここは標高650m付近、しかも時刻(午前1時)を考えれば、これでもかなりの高温なのだろう。今年の夏はヤバい。

このまま168号を辿っていくと十津川村に連れて行かれるので(十津川村への168号の道のりも非常に変化に富んでいて楽しいのだが、あいにく真夜中である)、どこかで右に折れて護摩壇山ルートに脱出する必要がある。涼しさを堪能しながらルート検討し、県道53号に進路変更した。

国道168号から奈良県道53号に折れる。
夜の県道734号を選ぶ勇気は流石に無かった

途中で鹿と衝突しかけたり、近そうな道を気分で選んで激狭だったりと色々ありつつも眠気が限界に達したので、「雲海景勝地」の看板がある駐車スペースで就寝。涼しいって素晴らしい。

真夜中の深い森の中で、満月が妖しく輝く

翌朝、起床すると夏の朝だとは思えない爽やかな空気の中で、ライダー勢がバカみたいな爆音で山道を飛ばしまくっており、非常にうるさい。
日曜の朝で涼しいし京阪神から程よく遠いし格好のツーリングコースなのだろうが、いい年して(ライダーはかなりの率でおじさんである)迷惑な自己主張から卒業できないのだろうか。
そうこうしながら護摩山スカイタワーに到着。ライダーたちも続々到着。
自分は用足しに寄っただけなので、早々に出発した。

同じく避暑目的であろうキャンピングカーもいた
ちなみに日の出には遅刻しました。

ここから先は何度も来たことがある、ほぼほぼ地元なので割愛。
これにて夏の京都小旅行、完遂!

全体の感想

・久しぶりのお一人様適当旅行は楽しかった。次は伊勢志摩に牡蠣食いに行く計画を密かに立てている。
・車中泊は寒いのは耐えられるが暑いのは耐えられない
・アニメが終わってしまってダンジョン飯ロスに苦しんでいたが少し楽になった。タイトルがない表紙絵やそのメイキングは結構新しい発見があった。マンガ図書館、ウチの隣にできてほしい。
・京都鉄道博物館はマジでオススメ。もう一回行きたい、今度は涼しい季節に。
・水族館はボッチで行くものじゃない。たとえ同性でも家族でも、誰かと一緒に行くべき。
・京都は夏に行くべきではない

終わり。

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