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2nd Anniversary

 2022年10月1日。配信活動を始めて2周年が経過した。今日はこの2年を振り返っていこうと思う。


 まず、2020年10月1日。全てはここから始まった。数日前にアプリをインストールしてアカウントを作り、いくつか配信を回って雰囲気をつかんだ。いよいよ記念すべき初配信。数人でも来れば万々歳だと思っていた。しかし結果は2時間配信して総来場126人、ランキング1位。想定外すぎた。「ひょっとして僕才能ある?」そんな風に思っていた。次の日が楽しみで仕方なかった。


 しかし、現実はそう甘くはなかった。次の日から2時間で20人も来ない配信が始まった。当時の僕の配信は「配信」というよりは「ただのお喋り」という感じで、最初から「配信者」という感じではなかった。「消しゴムはんこ」として活動している間も、どことなく猫を被っていたし、もしあの頃の配信に僕が行っていたなら、確実にファンになっていない。そんな感じだった。


 僕の転機となったのは配信を始めて4か月が経った頃。2021年2月。圧倒的に惚れ込んだ配信者がいた。「この人みたいになりたい」―。そう思った。そこからはその配信者の配信に通いつめ、言い回し、雰囲気全てを真似した。真似してたくさんいいところを盗んで、いつか自分のスタイルを作ってやろうと決めた。その人がいる界隈に入り込み、「リスナーが元気に、笑顔になるような配信」を目指すようになった。いま振り返ればここから、僕は少しずつ「配信者」らしくなっていったのかもしれない。


 いつしか僕は運営のおすすめ配信者である「CHOICE」を目指すようになった。「今まで応援してくれた人に結果で恩返しを」―。その一心だった。しかし、すぐに選んでもらえるほど甘くはない。ただ「憧れのコピー」であるのではなく、僕の配信を確立するべくいろんな配信に通った。明確な目標ができてから7か月後。ついに少しずつ僕の理想の形ができるようになっていった。


 2022年1月。ついに僕の夢が叶った。CHOICE選出。涙が止まらなかった。頑張ってよかった。これからが勝負だと、CHOICEの中での生き残りを誓った。しかし、ここで新たな試練が待っていた。「アンチ」である。匿名の掲示板に書かれるアンチコメントの数々。応援してくれている人の方が多いと分かってはいても、そちらばかりが気になってしまった。でも今振り返ってみれば、この経験があってよかったのかもしれない。「僕が面白いと思うことを、同じように面白いと思ってくれる人のためだけに」―。いい意味で自分の配信に自信をもてるようになっていった。


 2022年3月。2か月間のCHOICE期間を経て、就職活動のため休止することを決めた。休止している間も、「いつか帰ってこい」という言葉をたくさんもらった。正直、フェードアウトも考えていた僕にとって、この言葉がなければ復帰などしていなかっただろう。そして2022年8月。僕は配信業界に戻ってきた。今は「戻ってきてよかった」の一心だ。これから還元していきたい。


 次の1年も「みんなに元気とひと笑いを」―。楽しい時間を与え続けられるような存在でいられますように。

 最後まで読んでくださったこと、感謝します。この文章を読んだあなたにも、笑顔溢れる毎日が訪れますように。それではまた、どこかで。

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