下心ありありで陰徳を積む
【陰徳】
密かにする善行。隠れた恩徳。
「陰で善行をおこなう者は必ずよい報いがある」
わたしが陰徳の話を知ったのはもう10年以上前のこと。
人知れず善行をしても、なんだか損した気分…
わたしも陰徳のことをよく知る前は、そのように思っていた。
でも、その考えも一変。
「え!陰ながらやったほうがお得じゃん」
そう思うようになった。
なぜかというと、目に見える善行よりも、人の目に触れない陰徳のほうが断然得の積まれ方が半端ないという。
陰ながらやった方がジャンジャン良いことが降り注ぐなら、陰徳を積んだ方がいいに決まってる。
しかも損得勘定や下心があってもいいというのだから、これはやらない手はない。
陰徳を積む方法として有名なのは『トイレ掃除』だ。
そこで陰徳を積み始めた当時に一番やっていたのはトイレ掃除だった。
その当時わたしは訪問看護の仕事をしていたため、よくコンビニやドラッグストア、スーパーなどのトイレを借りていた。
そして使わせてもらったら、床に散乱しているトイレットペーパーのゴミを拾ってきれいにしていた。
心の中で
「使わせてもらってありがとうございます」
と、感謝も忘れずに。
もちろん下心ありありだが、これはポイントが高いだろう。
あとは買い物中に商品が床に落ちていると、必ず拾って元の場所に戻してあげる。
洋服がハンガーからずり落ちているときも、落ちている肩を戻してあげる。
そのように、ちょっとずつ人知れず陰徳を積んでいった。
それからすでに長い年月が経つが、陰徳の効果は『あった』と思う。
それはわたしの運の強さに出始めた。
わたしだけじゃない、家族にまで伝染している。
迷ったときに「あ、こっち」と選んだほうが結果的に良かった、という経験が圧倒的に増えた。
それは小さなことから命に関わることまで。
あとは「こっちに進みなさい」という道案内が人生の岐路で分かりやすく出て来てくれるようになった。
まわりの人からも
「本当に運がいいよね」
と言われることも多く、わたし自身も守られている感覚がとても強い。
その度に「ありがとう」とお礼を言っている。
陰徳の効果は人それぞれだけど、わたしははっきりと感じるので、他の人にもぜひおすすめしたい。
軽い気持ちで、あなたも実践してみてはどうだろう。
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