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あなたはそれでも「YouTube視聴が趣味」って言えますか?

YouTuberたちの「目立ちたい」が為の犯罪が後を絶たない。



上記の事件は駅構内のトイレで猥褻なビデオの音声を大音量で流した容疑でYouTuberら二人が送検されたというニュースだ。


それ以前にも「会計前の商品を無断で食べる」行為をしてYoutuberが逮捕されたことが報道されたことを覚えている人も多いだろう。


上記の記事では他にも「スクランブル交差点で寝転んで送検」、さらに悪質なものには動物虐待を撮影した者もいたというから呆れたものだ。



YouTube上で「動画再生数を増やして収入を稼ぎたい」が為に犯罪行為に及ぶ若者達。

彼らを「面白い」と思う人間がいる限り、このような「ならず者」達は永遠にいなくなることはない。(YouTube自体が無くならない限り多分ない)



前に書いた記事「行き過ぎた若者の自己表現」でも取り上げたが、

その背景にあるのは、「自分(又はグループ)が『他人と違っている個性』を出せば価値がある」といった風潮だろうか。


「最近のテレビがつまらなくなった」「特にバラエティがクソだ」と騒ぐ一方で、「YouTubeはテレビより面白い」「素人目線の商品レビューは為になる」と言う人。

確かにYouTubeはテレビよりもニッチ需要のある動画が多い。

例えば交通関係(電車・飛行機・車等)、釣り(海釣り・川釣り等)、さらには最近は「心地の良い音」だけを録った動画「ASMR」系など多岐に渡り、テレビ番組のジャンルのそれを遥かに凌駕している。

しかし、注目を浴びたいが為にわざと犯罪行為、あるいは犯罪紛い・倫理的に不適切な行為に走る動画もあるのも事実だ。


古いもので2015年に売り物のスナック菓子に爪楊枝を刺す動画を投稿し、逃走する様子までを投稿した「つまようじ少年」、2018年には米国のYouTuberが富士山の樹海で遺体を撮影し、そのままアップロードしたり、その他にもチェーンソーを持って宅配便の営業所で暴れる様子を投稿した者もいる。



YouTubeの運営者であるGoogleがこのような動画に対する規制をしっかり行わない限り、炎上して注目を浴び、収入を得ようと真似をする者はまた現れるに違いない。


YouTubeのチャンネル登録に電話番号やメールアドレスだけでなく公的身分証による確認などもやっていった方が良いのではないか。テレビ局だって会社・法人の登録をしているのと同じように。


まあ、読者の中には「ちゃんとしたYouTuberもいる。現にヒカキンとかピューディパイとか真面目にやってる人だっているんだけど」と反論したくなるかもしれない。

だが、私はネットの無法地帯となりかけているこのコンテンツを支持していく気は毛頭ない。


YouTubeを見るのをやめる代わりに新聞を見よう。ニュースサイトも公的なもの(NHKや新聞系)を見よう。そうすればきっと世の中の見方が変わるはずだ。

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