土地家屋調査士試験 独学ローコスト攻略法

R3調査士試験を独学半年の勉強で2桁順位一発合格しました。
普通に会社勤めしているし家事子育て忙しいし、他にやりたいこともたくさんあるので集中して勉強や情報収集していました。
その結果早く安く上手く成果をあげることができたので、これから受験する方にも役に立つと思い書きました。
1万5千円程度しかテキストや道具代かけていません。

●前置き

午前試験は免除で午後試験のみ受験を前提としています。
測量士補をお持ちでない方は先にそちらを取得することお勧めします。

 調査士会連合会ホームページ
https://www.chosashi.or.jp/investigator/
そもそも土地家屋調査士とは?ということを知っておくと捗ります。

●事前準備

【印刷しておく法令】
印刷して、書き込んだり線を引いたりして使用しました。
・ 不動産登記法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=416AC0000000123
右下のダウンロードボタンからPDF(横一段がおすすめ)を選んで印刷。  第三節権利に関する登記は殆ど試験範囲外。73条~77条以外は不要。
・ 不動産登記令
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=416CO0000000379
別表22以降は不要。
・ 不動産登記規則
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=417M60000010018
157条~180条は不要。附則は21条、22条以外は不要。
・ 不動産登記事務取扱手続準則
https://ja.wikisource.org/wiki/%E4%B8%8D%E5%8B%95%E7%94%A3%E7%99%BB%E8%A8%98%E4%BA%8B%E5%8B%99%E5%8F%96%E6%89%B1%E6%89%8B%E7%B6%9A%E6%BA%96%E5%89%87
104条~116条は不要。
・ 土地家屋調査士法
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC1000000228
・ 土地家屋調査士法施行規則
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=354M50000010053
・ 土地家屋調査士法施行令
不要。

【購入するテキスト等】
・東京法経学院 土地家屋調査士書式過去問マスター 土地&建物
多少古い年度の物でも良い。近年の問題は予備校が解説を出しています。
https://izuki.net/chousashi-past-tests/
・LEC、アガルート等 三角定規
書式に必須。普通のでは小さ過ぎて書けません。
・canon 関数電卓 F-789SG
メモリの数が多く、座標をミスなく記録しておくことができるので一押しです。

必要最小限しか買いませんでしたが、これだけで受かります。択一の問題集は不要だと思います。
その理由は後述しますが、インターネットを上手く使うのが安上がりのコツです。

【その他印刷しておくとよいもの】
・ 公開されているすべての過去問/法務省
https://www.moj.go.jp/shikaku_saiyo_index5.html
・ 登記申請書例ビフォーアフター/中山先生のブログ
https://ameblo.jp/chosasi/theme3-10112526086.html
・ 書式解答用紙/アガルート
https://www.agaroot.jp/chousashi/column/answer-sheet-download/

【ツイッター】
 (勉強用)アカウントを作る。
 ↓
調査士試験1日1問、中山祐介先生、中里ユタカ先生、高野見奈子先生のアカウントをフォローする。
 ↓
その他受験生や合格生をフォローして情報収集やモチベーションアップに役立てる。
※注意事項
ネットでは基本、自分を"できるように見せる人"の割合の方が多いです。
1問1答で自分が間違えて、他の受験生が殆ど〇でも気にすることはありません。
また〇〇時間(すごい時間)勉強した!って言ってる人も大抵は自己満足です。(本当にすごい人もいます。)
そこまで自分が勉強できていなくても焦ることはないので、集中して、要領よく、を心がけましょう。

【道具等】
・ 0.3mm以下のペンを用意する。
・ コンパスや三角スケール、2台目の関数電卓は不要。※自己責任で 
・ 受験申込書の写真は、スマホで撮った写真を普通紙印刷で問題ない。

●勉強方法

【勉強する順番】
複素数の使い方と三角定規の使い方を覚える。
慣れないと大変だけど、慣れたらなかなか忘れない。
② 少し書式の基本的な問題に触れる
登記申請書の答えを丸写しするくらいだけど、やっておくと択一のイメージがしやすい。
不登法関連の択一に集中する。
とにかく配点が大きい。択一を解けると書式も解けるようになる。
書式を解いていく。
時間を意識して解いていく。
初見の問題で択一40分以内、土地60分以内、建物50分以内が目標。
⑥ 最終目標点数は初見の問題で択一8割5分、書式7割
書式は減点方式。おおよそ1間違い1点引かれる感覚で自己採点すると余裕がある。(0.5点減点も多いため。)

【常に最優先で行うこと】
・ 分からない単語はすぐにググって調べる。画像で検索して見ておくとイメージしやすい。
例:登記識別情報、地図に準ずる図面、受領証、地役権図面... 
どのようなものか分かることが解答を丸暗記するより重要で応用が利く。
・ 先例、判例は過去問で出てきた場合深追いせずそういう物として覚えておく。法令に比べれば瑣末な論点であることが殆ど。
気になるときは発出番号等でググって調べる。発出番号とは、"昭58.11.10民三6400号"のようなもの。

【隙間時間で行う勉強】
・ アガルート中山祐介先生ブログ
https://ameblo.jp/chosasi
有難く読み漁る。youtubeの合格チャンネルも同。
・ スマホで択一の勉強
下記サイトで解いては間違った問題をメモする。

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