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正社員ではなく派遣という働き方を選んだ話





はじめに

私は新卒で入社した会社で適応障害・パニック障害を発症し抑うつ状態になってしまった過去があります。

細かいことを言えば会社のここが辛かったなんてエピソードはたくさん出てくるけど、そもそも私自身が「正社員」という働き方が合わなかったということに気付きました。

新卒で入った会社を休職しそのまま退職したあとは約3年ニートしていました。

傷病手当金と貯金で食いつないでいましたが、受給も終わり貯金も無くなってきたので社会復帰することに。

だけど正社員時代が相当トラウマになってしまっていたのか社会に出るのが怖かった。
正社員がどうとか以前に社会の中に出ることが怖くなってた。

そこでまずは派遣で働いて社会復帰という名のリハビリから始めようと動き始めました。


派遣という働き方を選んだ理由7選

自由な働き方が魅力

正社員として社会復帰をできる自信がなかったので派遣という働き方を選びました。

派遣として働いてみた結果、正社員として働いていた時より生きやすくなりました。

派遣は自分の都合に合わせて働く時間や場所を選ぶことができます。

この自由さが、私のライフスタイルに合っていると感じました。


①好きな勤務時間で働ける

自分のライフスタイルに合わせて働く時間を選べるから、自分の体と相談しながら働くことができることが嬉しい。


➁好きな場所で働ける

私は、毎日満員電車に長時間乗って通勤すると体調を崩してしまうので、片道30分以内を中心に探しています。

在宅勤務の求人も数は少ないですが、応募して挑戦してます。(ほぼ落ちますが笑)


③好きな勤務期間で働ける

私は長期間(1年とか)同じ環境で過ごすことが苦手です。

派遣先の人とプライベートな関わりはもたないようにしていますが、それでも業務上コミュニケーションをとることは多々あるから、どうしても人間関係が築かれてしまいます。

なので私は事前に期間が定まっていたり、契約更新日が分かっている状況がとても楽です。(次の更新で更新しないで辞めようって心の支えにもなるし)

自分の生活スタイルに合わせて働くことで、心身の健康を保つことができました。


④派遣で多様な職場経験ができる

派遣ならではの魅力「色々な業種や会社で職場経験ができる」ということ。

正社員として一つの会社で長く働くと、職場環境や仕事内容が固定されてしまいます。

私は同じ環境で同じ作業を繰り返すことが苦手なのでどうしても私は正社員が合いませんでした。(いわゆるHSS型HSPっぽい)


⑤適性を発見できる

いつも思うのですが、仕事が合ってるかどうか分からないのに正社員として働くのが私は怖いです。

「社会人の職場体験とかあればいいのになぁ」っていつも思います(笑)
(インターンがそれなのか・・・?よく分からんが)

様々な仕事を経験したことによって、自分に合った仕事や得意なこと・苦手なことを見つけることができました。


⑥人間関係をリセットできる

短期間で新しい職場に移るため、人間関係がリフレッシュされます。

私は毒親育ちの影響もあって人の気持ちの変化に敏感です。

私は人の目は気にしないタイプなのに、人の気持ちの変化に敏感という何とも矛盾してるめんどくさい性質です。

私は自他ともに認める社会不適合者なので、どこの会社に行っても最初は皆さん優しいんですけど段々素っ気なく接されることが多いです。

なので私は定期的に人間関係をリセットできるのが心地よいです。(はたから見たら寂しい生き方かもしれないですが)

大人になると誰も直接怒ったり注意してくれることがほとんどなくなりますよね.....。

それがまたつらい。


⑦気楽に働ける

派遣として働いていたとしても正社員がいる環境で働くわけなので人間関係はどうしてもついてきます。

ですが、「いざとなったら次の更新で辞めれるし」というのが心強い味方です.....。

シンプルな人間関係で働くことで、ストレスを減らし、快適に仕事を続けることができます。


実際に派遣として働いて感じたデメリット2選

①契約終了時に合わせた新しい派遣先を決めるタイミングの難しさ

個人的には「契約期間が決められている」ことが一番のデメリットに感じています。

私は社会不適合者なので、「決められた契約期間内は基本的には辞められない」ことがプレッシャーになり苦手です。

無理を言えば辞められるかもしれないけど、その派遣会社ではブラックリストに載って二度と仕事が紹介されない可能性もあります。(紹介されたこともあったから派遣会社によるっぽい)

大手の派遣会社であれば結構痛いですよね.....。

もしどうしても更新の満期まで働くのが耐えられなくて辞める場合でもバックレだけは絶対やめましょう。
必ず営業担当の方に相談するべし!

私は前の派遣先で更新が残っていたので、途中で辞めたら迷惑をかけると思って無理して働いていたら体調を崩してしまって余計に迷惑をかけてしまった経験があります。

もし無理そうだったら、早めに「無理そう」ってことだけ営業担当の方に共有しておくことをお勧めします。
共有しておくだけでも全然違うと思う。

そうすれば仮に満期までどうしても耐えられなくて辞めたいとなった時、何も伝えないで辞めると伝えるよりも営業担当の方も事情を分かってるので辞めやすいかと思います。(営業担当の方にもよるんだけどね…..!泣)


➁営業担当で働きやすさが決まる

営業担当って派遣先との間に立ってサポートしてくれる存在。
私は営業担当と相性が合わなくて派遣先と私と営業担当のバランスがちぐはぐになってなんとも居心地の悪い状態になった経験があります。

前に良さそうな派遣先があって顔合わせまでいって派遣先からもぜひ来てほしいというお話までいったことがあったのだけど、営業担当が横柄な態度で、こちらの都合を全く考えず一方的にとにかく契約の一点張りで今すぐの契約承諾の回答を迫られたことがあります。

とにかく早く早くって急かす感じがすごくて。
もちろん営業担当からしたら早く契約を取りたいって気持ちは分かるけど、あまりにもこちらの都合を考えずに契約を迫られました。
私は急かされるとパニくってしまうタイプなので、この時点で営業担当に不信感を抱いてた。

派遣先は魅力的だったけど、結局その時はお断りの返事をしました。
まだ契約前だったにも関わらず、営業担当からはめちゃくちゃ責められました。
顔合わせまでしたのにありえないと。
その言葉を聞いて、ここに決めなくて良かった….と思いました。

派遣先の改善してほしい相談やもし合わなかった時の相談などは必ず営業担当を介します。
なので営業担当になんとなくでも不信感や違和感を感じたら私はその派遣先には行かないようにしています。(短期だったらいいかも…..)


派遣社員という不安定な働き方の私なりの対処法4選

①副業に挑戦中です!

私はニート時代に漫画を描き始めてSNSやブログで発信しています。
微々たるものですが、ブログの広告費やPR案件などで収益を得始めています。

目標は派遣で働く日数や時間を減らしていので、副業の収益を増やすことです。
そしていずれは副業を本業として生業にしていくことを夢見ています…..!

派遣社員はGWや年末年始など長期の休みがある月は収入がガクンと下がります。

長期のお休みは事前に分かってるので、「今月は出費を控えめにしよう」とか調整ができるけど、急な体調不良で欠勤した場合は大打撃をくらいます。
(前の派遣先が合わない中無理して働いていたら体調を崩し1週間近く休んでしまったことがありました)


なのでそういった時でも派遣とは別の収入源があれば安心ですよね~

よく「月に100万は稼げる!」とかうさんくさいビジネスを見かけますけど、そんなんじゃなくて月に5万・・・いや、1万円でもあればいいのに!!って思う(笑)


過去に本業とは別に稼ぐことに憧れて、クラウドワークスでライティングやらアンケート回答など地道にやったことがあるけど、1ヵ月毎日やって数百円しか稼げず・・・泣

普通に挫折(笑)


いろんな副業に手を出していろいろ試行錯誤した結果、漫画活動とブログとSNS運用に落ち着きました。

少しずつ派遣とは別に収入を得ることができるようになってきました。

わずかなお小遣い程度だけど、それでも与えられた雇われの仕事で得たお金よりも何倍も嬉しいものなのです…..。


➁生活レベルを下げよう!

タイトルの通り。
「生活レベルを下げる」これに限ります。

私は元々節約好きであまりお金は使わない方だったけど、それでも家計簿の見直しをするとまだまだ無駄な出費がたくさんあった…..。

私は特に食費の無駄使いが酷かった。
元々ストレスを感じると食べて解消しようとする癖がありまして。
学生時代は過食症を発症し体重が3桁オーバーまでいったこともあった。

だから病気になって自己嫌悪に陥ったり、気分が良いときと悪いときの落差が激しくてその落差に疲れ果てていた。
で、ストレス解消でポテチや米をむしゃぶりついていた。(ニート時代ほどではないが今もそう…..)

だからいきなり「食べない!」って決めちゃうとストレスが溜まって病気が悪化すると思ったから、食べるものを置き換えていった。
例えばポテチは業務用スーパーのポテトに置き換えれば食費が浮いた。
(今は改善してバカ食いする頻度は減った)
調子のいいときはそれを野菜スティックに変えた。(人参スティック大好き)

私は節約好きだけど、節約に振り回される生活は送りたくないのでほどほどにしています。
(例えばポイント2倍デーのために予定を振り回されるとか)


③派遣契約はいつ切られるか分からない

よく聞く派遣のデメリットの王道ですね。

結論から言うと、私は契約満了もしくは更新をしないと決めたら契約満了の3か月前から次の派遣先を探すようにしています。

「え?早すぎん??」と思うかもしれないですが、これが意外といい。

3か月前は求人をチェックし始めて本当に良いと思った派遣先だけに応募する。
それで決まったらいいんだけど、めちゃくちゃいいと思ったところは人気で競争が激しくて私みたいに特別なスキルがない人間は大抵落ちる。

2か月目前になったら少しでもいいなと思ったところは応募する。
求人内容を見て働く姿をイメージした時少しでも合わなそうなら応募しない。

1か月前になってもどこも決まらなかったら、短期を中心に少しでも希望条件に合ってるところを応募する。
なぜ短期かというと妥協して応募してるから合わない可能性が高いため短期を探してる。


契約が切られるときは、基本的には契約満了の1ヵ月前には伝えられるけど、次の仕事が確保されているわけではありません。

空白期間を作らずに新しい派遣先に行ける保証もないですしね….。
派遣先によっては就業開始日を自分の希望している就業開始日より遅い場合も十分ありえます。

だから派遣満了日の3か月前には探します。

前の長期の派遣先で契約を切られたことがあるけど、私は一人暮らしで生活がかかってるので、そりゃもう急いで次の仕事を探しました(笑)

スムーズに顔合わせまで通過できればいいけど、スムーズに進まないことも全然あります。

その時は生きた心地はしなかった……。

1ヵ月契約が残っているから働きながら次の派遣先を探すことになるのだけど、仕事で疲れてるのもあってなかなか探すのに疲れる。

私はいつも2~3社は同時進行で顔合わせを進めます。
それぞれを比較して決めたいからです。
そのため顔合わせの日はどうしても休まなきゃいけないので収入が減るのは痛い……。
仮に全ての派遣先がweb面談ができたとしても先方の都合もあるのですべて同じ日に顔合わせをするというのもなかなか難しいです。


④派遣のキャリアアップの難しさ

たまに正社員で未経験の業種に行きたいならまずは派遣でもバイトでもいいからその業種に入ってスキルを磨こう!って言葉を見かけますが、個人的にはおすすめしないです。

仮に派遣でスキルを身に着けられたとしても、正社員の求人に応募するとなった時、そのスキルは評価されません。

業種にもよりますが、それなら副業で実績を積みポートフォリオや職務経歴書に記載して提出してアピールした方がいいです。

正社員に挑戦してみようと思って、正社員の面接まで通過したことがあるのですが、派遣での経験は全く武器にならなかったです。
それよりも副業での実績のほうが食いつき良かったです。(結局落ちましたが笑)

派遣から正社員を目指していようが、フリーランスを目指していようが、副業は武器になります。

コツコツ実績を積んで実績をまとめていつでも提出できるように準備しておくと良きかと。


まとめ

とまぁ、実際に私が感じた派遣のデメリットもたくさん書きましたが、私はデメリットよりメリットの方が全然大きく感じています。

正社員でメンタル病んで病気になった経験もあって、体調を崩してまでしなきゃいけない仕事はないと気付いたからだと思います。
(てかそんな状況で働いても長く続かないし耐えられないし……)

私の場合、正社員として働くのが向いていなかったので派遣という道を選びました。

派遣として働いて気付いたのが、「私、派遣という働き方も向いてない…..」ということです(笑)

もちろん正社員時代に比べたらめちゃくちゃ生きやすいんですけど、そもそも同じ場所に同じ時間に決められた仕事をしなきゃいけないことが耐えられない……。

なので今私は副業に力を入れて派遣として働く時間を徐々に減らせるよう日々コツコツ取り掛かっています。

派遣という働き方は不安定なのは事実だと思いますが、それを補える何かを得るために行動していけば自分に合った働き方に近づけるのではと思ってます。
現に正社員で働いていた頃より責任もないのでストレスが溜まりずらく、エネルギーが残っているため自分の副業やスキルアップのための時間に使えて充実しています。

「若い時はいいけど、年齢重ねた時やばいよ」ってこともよく言われます。
確かに。確かにそれはそうだと思う。
"派遣だけ"をしてたら。

派遣とは別の稼ぎがあれば実績にもなって将来の自分を助けてくれるでしょう。

私の人生に責任とれるのは私しかいないから、私が責任を取りたくなるような人生を歩みたいです。

以上、私の「正社員ではなく派遣という働き方を選んだ話」でした。

この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです!

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