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いつもの喫茶店、いつもと違う過ごしかた

いつもの喫茶店に来ている。先月ぐらいまで、午後〜夕方にこの喫茶店にきて、そして夜コメダに行き帰りにジムに行くのがルーティンだった。収入も減ってるし、ちょっとは節約しなければと、ジムとセットにしているコメダは健康のためにも減らせないので、午後の喫茶店を週1ぐらいにする、なんてことを書いた。

実際に来る回数は減らしてはいるけれど、それはコメダもおなじで、コメダに行かずともジムに通うのが苦でないことに気づいた。

iPadだのサンプラーだの、MacBook Airだのをかついで寒い中トコトコ歩いて行くのではなく、はじめからジムで運動する格好をして家から走って行き、必要ならばジムでも走り、マシンをしたりして帰ってくれば暖かいし身軽で良い。

夜は睡眠導入剤で寝てしまえるので、昼のモヤモヤを和らげてくれる喫茶店のほうが健康にはいいという訳だ。

で、いつもは今こうしているようにnoteの記事を書く。清書は帰ってからだけれど、ある程度書けたら、コーヒーのおかわりを注文して、サンプラーでビート作りをするところだけれど、今日はかわりに文庫本を2冊持ってきた。

ブローティガンの東京日記

アメリカの鱒釣りなどで有名なビートニクス作家が、1976年の5月から6月30日まで日本に滞在したときに書かれたもの。原題のJune 30th, June 30thというのもそこから来ている。ちなみに2回続くのは、羽田からアメリカに帰国する飛行機の中で一旦日付が変わり7月1日になったあと、日付変更線を超えて再び6月30日を迎えたからだそうな。

ブローティガンはよく取り上げられている作家なので、アメリカの鱒釣りとか読んでみたいなと思いつつ、原書が英語なら勉強のためにも原書で読んでみたいけど、この作品は日本語訳でもわかりにくいらしいので、ぼくの英語訳では楽しめないだろうといまだに読んでいない。

が、GINZA SIXの蔦屋をぶらぶらチェックしたら文庫本サイズのこの本が目に入った。手にとって読んでみるととても読みやすいし面白い。700円ぐらいかなと思ってみたら1700円だったので買わずに帰ったが、やっぱり気になって別の日に来て買った。

日記アプリを遡ってみると2019年4月23日(火)の昼休みに買ったとある。最初に見たのはその前の週の金曜日。最初に見た時のことも昼休みに買いに行ったことも思い出した。

この1年後にはコロナ禍でフルリモートワークになったので、それ以前ならではの出来事。今はほとんどの会社がオフィスに戻っているだろうけれど、ぼくのところも含めて色々な事情でリモートを続けているところもあるだろう。

MUJI BOOKS 花森安治

もう1冊は無印良品がだしている花森安治。MUJIアプリによると去年の8月に買ったらしい。このシリーズはほかに伊丹十三も持っているはずだけれど履歴では見つからなかった。会員証を見せずに買ったのか、ひょっとして買ってないのかもしれない。

花森安治というか暮しの手帖で言うと、すてきなあなたにという本も持っている。朝の連ドラの主人公にもなった大橋鎮子が暮らしの手帖に書いていたコラム集で、花森安治のおなじみのイラストもたくさん出てくる。

ずいぶん昔にかかれたエッセイなのだけれど、それでも東京は、ぼくが生まれ育った田舎と違って、1950年代60年代でも大都会で、すごいなぁと別な視点でも楽しめる。

ぼくがこれを買った頃は、編集長が松浦弥太郎さんのころで、丁寧な暮らしとかそういうのだったけれど、いまはそこから2人目の編集長さんがやっていて、そんなに丁寧でなくてもいいじゃないという、別の視点でやられていて、これはこれで面白い。

ひさしぶりにのんびりしたすごした気がする

今日は喫茶店でこれを書く前に読書を楽しんだ。元々この喫茶店には手帳と万年筆、そしてなにかしらの本を持ち込んで、読書したり、だらだらと「カフェオレを飲んだ」程度のことを書いたり、10秒ぐらいの映像をいくつか撮るだけのためにきていた。

それが、いつの間にかnoteの下書きだったり、ビートメイクとその撮影だったりで結構忙しくなっている。いま2杯目をおかわりしたところなので、ここからは家で清書することにしてのんびり読書を楽しみます

おしらせ

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