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夫婦別姓

はじめにことわっておくと、とくに政治的な話ではない。

ぼくが社会人になったころ、平成の初めに結婚したひとはみんな旦那さんの姓に替えていた。といっても、結婚したら会社を辞めるひとがほとんど、という時代だったけれど。

いま働いている会社では(21世紀はじめに転職)、入社前に結婚していた人は旦那さんの名字、入社後に結婚した人は急性のまま。「営業」が主役の会社なので、取引先とのやりとりでも混乱するし、社内結婚が多いので、苗字がかぶってややこしいとかあるのかもしれない。

外国の友だちのはなし。
韓国では奥さんは姓を変えない。子供は父親の姓を名乗る。韓国の友だちの結婚式に2回参加したことがあって、そのときに知った。

スペインでは夫婦別姓。子供は両親の姓を連ねて書く。
サザエさんにたとえると、タラちゃんは
タラ・フグタ・イソノ
と言った具合。

ぼくの苗字は、母はもちろんのこと、ぼくや、父、父方の祖父すら血縁ではない。なんでも、祖父のお姉さんがお嫁にいったけど、こどもができなかったので、弟であるぼくの祖父を養子にして家を継いだんだそう。とくにめずらしくはなく、戦前はよくある話だったそうだ。

父が亡くなった後、我が家のお墓をつくるまでのあいだ、一時的にその先祖代々の墓にいれたのだけど、(祖父の姉以外)血縁がまったくない人たちのお墓だったので、ちょっと不気味に感じたなぁ。

そういうこともあって、あんまり苗字にはこだわりがないんだよね。奥さんの苗字に変えても良かったのだけれど、断られた(笑)


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