英語でツイートしてみる。

昨日、ツイッターのサブアカウントを作った。目的は英語でツイートするためだ。

東浩紀さんに『弱いつながり』という本がある。サブタイトルは「検索ワードを探す旅」。この本は「ネットは階級を固定する道具です」という衝撃的な一文から始まる。

インターネットの普及によって、物理的、あるいは社会的な距離を越えていろいろな人と交流できるようになった……普通はそう考えられている。しかし、その人の検索するワードが似たり寄ったりのものであれば、いつでも同じような情報がサジェストされ、SNSで似たような仲間と繋がってしまう。結局階級は固定される。僕は10年以上ツイッターを利用してきたが、実感に照らして納得できる指摘だ。

東さんはそこで、いろいろな場所を観光し、身体を物理的に別の場所へ移動させることで、Googleの検索窓に入力するワードを変えていくことを提案している。人は同じ場所で生活している限り、似たようなワードしか検索しない。しかし身体が別の環境へ移動することで、必然的に検索するワードも異なってくる。たとえば海外旅行をすれば、その国の言語を喋れなくても、ときに必要に迫られて、その国の地名や固有のキーワードを検索するかもしれない。

しかし海外旅行に行くのは結構大変だ。お金もかかるし仕事を休まなければならない。今すぐに海外旅行は実現できない。

そこで僕は考えた。「検索ワードを変える工夫」なら、他にもできることがあるのではないか。

思いついたのが、英語でツイートするという方法だ。いつものアカウントではなく、新しいアカウントを作成する。英語を話すアカウントをフォローし、自らもGoogle翻訳の力を借りながら英語でツイートする。英語で長文を書くのは大変でも、140字ならGoogle翻訳でなんとかなる。多少文法がヘンでも「ランチにカレーを食べた」くらいのことはツイートできるだろう。普段何気なく使用しているカタカタ語も、改めてアルファベットで書かなければならなくなる。それをきっかけに検索ワードが変化するかもしれない。

というわけで、Englishアカウントを昨日からスタートした。今のところフォロワー0である。これからいろいろ試行錯誤して英語話者と繋がっていきたい。三日坊主で飽きてしまう可能性大だが、日常に刺激と変化があればいいなと期待している。

また何か進捗があればnoteに書こう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?