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インドネシア人の私が日本で働く前に感じていた不安

こんにちは、また私です、ナターシャ!

私は、中学生の頃に日本が大好きになりました。その後、日本語学科で勉強すれば日本へ行けるかもしれないと聞いたので、大学で日本語を勉強することを目指しました。

でも、無事に大学の日本語学科を卒業し、日本企業で働き始めようという時に、急に心配になってきました。

家族や友達には、日本人と一緒に働いたことのある人はいませんでした。日本人が実際にどのように働いているかは見たことがなかったので、マンガ、アニメ、ドラマから想像しました。そして、日本の労働文化はインドネシアの労働文化と多くの面で違うと感じました。

日本に行けたとしても、外国人として日本に住んで働くのは非常に難しいと、多くの人が言いました。私も、インドネシアの労働文化は日本人とまったく異なるので、とても厳しいと感じるだろうと想像しました。

最も異なるのは、「時間を守る」という、とても基本的なことです。 日本人は時間通りに行動することが多いですが、インドネシア人は遅れる傾向があります。 インドネシアの劣悪な交通事情のせいにすることはできますが、根本的に、インドネシア人には遅刻癖が根付いてしまっていると思います。

日本企業の年功序列、つまり、職場におけるポジションだけでなく、年齢も重要だということも聞きました。インドネシアでは、基本的に重視されるのはポジション、または先輩か後輩かだけです。私は新卒なので、もちろん、会社で最年少になります。

私は職場になじめるでしょうか?相手は信頼してくれるのでしょうか?ヒジャーブも日本人にとってはかなり珍しいので、ちょっと心配です。

実は、私はお酒を飲むことや、アルコールを含む食べ物を食べることなどはかまわないと思っている、あまり厳しくないイスラム教徒です。それでも、豚肉はぜんぜん食べません。ヒジャーブを被っていて、豚肉を食べない私を、日本のレストランは歓迎してくれるのでしょうか?

レストランだけじゃなくて、日本の同僚たちは、私を受け入れてくれるのでしょうか?

日本の製品は信頼でき、デザインと品質の点で最高です。その背後には、熱心にそして忠実に働いた最高の人材がいるに違いがありません。しかし、その職場環境は、かえってストレスの多いものになっていないでしょうか?それとも、インドネシアのほとんどの企業のように、快適で楽しい、家庭のような温かさを感じる職場でしょうか?

想像すればするほど、不安になりました。

いずれにせよ、自分で体験しなかったら、悩みの答えは見つけられないということに気づきました。 心配だけで歩みは止められません。やっぱり、 経験は最高の先生ですからね。

執筆:Natasha

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