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Kepo Jepangのウェブサイト紹介①オンライン参考書を目指す日本語能力試験(JLPT)の記事

Kepo Jepangのウェブサイトは、以下の3つのカテゴリーを柱としています。

①日本語
②日本語能力試験(JLPT)
③日本での生活と留学情報

前回は、このうち「日本語」カテゴリーについてご紹介しました。

今回は、2つ目の「日本語能力試験(JLPT)」カテゴリーについてご紹介します。

日本語能力試験(JLPT)とは:
日本語を母語としない人を対象とした日本語試験の中で、最も受験者が多い試験です。日本国内の他、海外では87の国・地域で実施され、受験者数は年間100万人を超えています(2019年)。2019年のインドネシア国内の受験者は、1回目(7月)が10,492人、第2回(12月)が16,211人でした。

日本語能力試験(JLPT)カテゴリーの構成

JLPTカテゴリーには、各級について、概要やレベル、大作方法などをまとめたページと、ジャンル別問題集が入っています。

JLPTの試験は、どの級も、大きく分けて「語彙・文法・漢字・読解・聴解」の5つのジャンルに分かれます。Kepo Jepangでは、将来的には全ての級について、これら5つの要素の試験対策ができるひとまとまりの「オンライン参考書」を構築したいと考えています。JLPTの級は一番下のN5から一番上のN1まで5つありますので、全部で25の参考書ができるという展望です。

日本語能力試験(JLPT)カテゴリーの人気記事

このカテゴリーで特に人気があるのは、ジャンル別の単語集です。「家族に関係する言葉」「体の部位の名前」「部屋の名前」「場所の名前」など、1つのテーマに関連する単語をレベルに合わせて選び、一覧で掲載しています。

例えばKepo Jepangのサイトの中でもダントツトップの人気を誇る「家族の名前を日本語で(Kosakata Anggota Keluarga dalam Bahasa Jepang (Kazoku))では、「父・お父さん・父親」「母・お母さん・母親」「兄・お兄さん」「姉・お姉さん」など家族や親戚の名前を紹介しています。

単語と意味を掲載するだけでなく、本人を直接呼ぶ時の呼称(例:お父さん)、自分の家族の話を他人にする場合の呼称(例:父・父親)、他人の家族に対する呼称など(例:お父さん)、混乱しやすいポイントについても解説。関連する漢字もまとめています。

日本語能力試験(JLPT)カテゴリーの特長

JLPTカテゴリーの記事の特長は、1つのテーマに関する学習を、1ページで完了できる構成になっている点でしょう。

語彙の記事も、文法の記事も、基本の構成は以下の通りです。

  1. 意味や用法の説明

  2. 例文

  3. 例題

  4. まとめ・補足

日本語でも、インドネシア語でも、英語でも、JLPTの語彙や文法を解説したWebサイトはたくさんあります。でも、Kepo Jepangほど親切なサイトはなかなかありません。特に、実際のJLPTの出題形式が意識された例題に挑戦できるというのが、私たちの記事の魅力です。暗記も問題演習も、反復が大切ですからね。

灰色の部分をクリックすると、答えと解説が出てきます!

日本語能力試験(JLPT)カテゴリーのこれまでとこれから

Kepo JepangのWebサイトの中核を成す「JLPT」カテゴリーは、前述のように、5レベル×5ジャンルで、25の小カテゴリーからなる「オンライン参考書」になる予定です。現在はそのうち7つ目と8つ目に取り掛かっているところ。先はまだまだ長いですが、焦らず、一つずついいものを作っていきたいと思っています。

なお、今後については以下のようなプロジェクトも進行中です。

①文法解説動画の作成

記事と並行して作成しているのが、文法解説動画です。

現在Kepo JepangのYou TubeチャンネルInstagramでは、JLPTの文法を解説する動画を配信しており、これらの動画は、Webサイトの該当ページからも見られるようになっています。

↑N4レベルの文法「ところです」の記事に埋めこまれたYou Tubeの動画↑

検索でKepo JepangのJLPTのページにたどり着いたものの、「分量が多すぎて全部は読めないな・・」と二の足を踏んでしまう読者もいるかもしれません。You TubeとInstagramの動画は、そういう人にも見てもらえるよう、ポイントを短い時間で確認できるようになっています。もちろん、記事を読んでくれた人の復習用にも使えます。

②音声の埋め込み

Kepo Jepangでは、日本語の例文があるすべての記事を対象に、その例文を読み上げる音声の埋め込みを進めています。JLPTの記事はまだ始められていませんが、いずれはすべての例文に音声が入る予定です。

外国語の発音や抑揚というのは、読んでいるだけではなかなかわからないものです。インドネシア人学習者の皆さんの役に立てるよう、コツコツ頑張っています。


執筆:鈴木理美


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