見出し画像

タコ釣りから環境問題を考える


東京湾では6月からタコ釣りが解禁しました。
良型サイズを狙って我先にと高いお金を払って釣船に集まる猛者たち。の中に混じって今年も野心ダダ漏れで今日待ちに待ったタコ釣りに行ってまいりました。

結果ボウズではなかったものの渋い釣果でした。

タコ釣りはエビの形をしたルアー(擬似餌)を海底でチョンチョンさせてタコを誘い、ルアーの上に乗っかったところを引き上げて針に引っ掛けて釣るのですが、海底はゴロゴロした岩場。チョンチョンする糸の感覚だけで見えない海底の様子を探りながら釣るので、簡単に岩や海藻に引っかかってしまいます。
今日は写真の仕掛けを4セットも無くしてしまいました。


海育ちで釣りが趣味で、子供の時から海には絶対ゴミを捨てなかった(海じゃなくても基本ゴミのポイ捨てはしないよ)自分が、こんな形で海にゴミを残してしまってます。

自分1人だけだととても小さなことですが、これと同じような事、同じような事も含めて毎日何万人の人がやっていると考えると、脅威にも成りかねません。
釣りだけでなく、キャンプやその他自然アクティビティなどの人が自然界に近づく行為は、意図してなくても自然にダメージを与えてしまう行為に繋がります。

さて、「だったら自然に近づく行為をやめればいいのでは?」という極論も上がってきそうですが、それは危険な行為だと思います。
少なからず僕らには自然を大事に思う気持ちはありますし、社会組織や仕事として自然に関わる人たちも同じ気持ちはあると思います。その想いがどのように培われてきたかというと、やっぱり自然が身近にある環境で育ったり、自然と触れ合うことでそのような想いが育まれていったと思うからです。

ちょうどいい距離感で、ちょうどいい寄り添い方で自然と付き合っていければいいのでしょうが、この『ちょうどいい』がとても難しい。
釣り船でのタコ釣りは、後ろめたい気持ちが湧くのであればちょうど良くないのだろうか。。。難しい。

そんなこんなで、葛藤しながらもタコ釣りを楽しみたいと思いますが、常に課題として考えながら、いつかは解決策を見出したいです。

たかがタコ釣り、されどタコ釣りです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?