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やりたいを止めてはならい


小学1年生の娘。ある休みの前日、「明日はカレーを自分で作る」と言い出す。「ママには内緒で」と。子どもって何考えているか分からない所がありますよね。ママには内緒と言うことはパパがずっと付き添う事になる→チョーめんどくさい。
私の最近の小さなテーマとして「面倒くさいことを面倒くさがらないでやってみる」というのを心の隅っこの方にひっそりと掲げています。なぜか?と言うと、人と関わることを面倒くさいと思ってしまうという、生きて行く上で致命的な性質を持っており、現在、交友関係もほぼ無く、休日は家族と過ごす事が100%に近い状態です。他にも面倒だと言う事でいくつもの経験をする機会を失ってきたというのもあります。そこで、自分の中でのこの面倒くさいに気持ちに耐性をつけよう!と心の中でキャンペーンを実施して小さなチャレンジしている感じです。すでに面倒くさいと思っているので、こんな自分はどうなんだ?と思うのですが、面倒くさいと思うのも面倒くさいので面倒くさがりながらも、面倒くさがらないという誓いのもと娘の要望を受け入れカレー作りをサポートする事にしました。

娘は以前、お手伝い的な感じでカレーを作った事があった模様。その記憶を辿り、先ずは近くのスーパーに足りない食材を買い出しへ。今まで、母親に連れられて良く行ってたおかげで商品の場所は把握しておりスムーズに購入。
そして自宅に戻り、ジャガイモ、にんじん、玉ねぎを危なっかしい手つきで、ピーラーと包丁で処理し、鍋に肉を投入しジャガイモなども一気に炒め、水分があった為、油がはねて熱い、熱いとと言いながら完成に向けて手順を踏んでいく。

水を入れグツグツと具材に火が通ったら最後にカレー粉を投入。トッピング用のハムやうずらの卵も準備。

おそらくこのトッピングをやりたかったのでは?と思います。隣で少しだけ手伝いながら、危なっかしいけど結構できるもんだなぁと子どもの成長を感じつつ、あ〜、何だか料理も材料切ったり、炒めたり作りあげていく感じが楽しいかも?と全く料理をしない私は今までに感じた事がない感情を抱きつつ、やっぱり面倒くさいものは面倒くさいと後片付けは誰がすんねん!と思ってしまい鹿児島出身の私は全く成長しない人間になってしまったと後悔しながら、そして後悔は全く役に立たないという事を実感しながらカレーを食べ、しかし、娘が初めてなぜかカレーを作ると言いだし、初めてカレーを作ったという経験に立ち会え、それが娘の小さな小さな経験の一部となり、これから物事に対して軽やかに一歩踏み出す力になる事を願いつつ、私は未だに一歩踏み出せない生活を送っている。ただ、ひとつ言えることは、やりたいと言う時に親である私の気分的な都合でやめなくて良かったなと。何せ楽しそうに作っていたのだから。

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