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予定通り

予定通り発熱し、悪寒、倦怠感が身体に纏わりつく。予定通り解熱剤が処方され、予定通り解熱したが、しかし、若干の気だるさを抱えている。予定通りだ。

明日の退院まで何もすることがないので、喫茶店に入り、母からのメールに返信し時間の経過を待っている。母はわたしの病気を悔やみ心配し、幼少期に手をかけられなかったからだと自分を責めている。だれのせいでもない。病はどんなに気をつけていても襲ってくる。それが病というものではないだろうか。

幸いに今のところ全く不都合はなく暮らしているが、時に病の活動性が高まり進行型に以降するケースがあり、Dr.もそれを心配し薬の副作用に注意を払いながら対応している。

どうかこの先ずっとおとなしくしていてくれと、たまに思うことがあるが、だいたい病気のことは忘れている。

みんな何らか付けで生きている。

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