見出し画像

決められない

決断力があるとかないとか。優柔不断。可能性を残しておきたい。決断を迫られる。失敗を恐れる。責任。めんどくさい。決めて断つ。決めないと進まない。他を捨てる。一つに絞る。決断の難しさ。後戻りはできない。不安感。やらなければならない。知らない。 みんながやってるから。決められない人。それは私です。

なかなか決められない。行動に移せないでいます。43歳鍼灸マッサージ師、妻子持ち。資格取得してかれこれ十数年。いや、20年近くなるのかも。いや、20年は経っていないか。数えるのも面倒なくらい。

この仕事はどうしても年数を重ねるごとに開業の2文字がチラつくというか、開業を迫られるというか。。。私の場合は迫られると言った方が適切かもしれません。

もちろん開業せずに病院に勤務する人、治療院に勤務する人、研究職につく人、教員になる人、介護施設で働く人、プロスポーツのチームに所属して働く人など働く場所はあります。私も特段、開業志向が強くないというかそれほど興味が無かった為、会社に所属するという形で今までで仕事をしてきました。うっすらと開業という2文字を意識しながら、そして、それにがんじがらめに縛られながら。

学生の時は授業やテスト、レポートをこなす事で手一杯で、なりたい鍼灸マッサージ師像をイメージすることすらできない学生でした。通知表のコメント欄に「将来のビジョンを持って勉強に取り組んでください」と書かれるほどボンヤリとしていました。国試はスムーズにパスしたものの、卒後の就活で見事に躓き、この業界のダークな雰囲気や経済的な部分というものを痛いほど肌で感じ、そして学生の頃から懸念していた東洋医学の思想を受け入れられていない自分も相まって右往左往する事すらできない何とも形容し難い状態を経験。

就活で苦戦し、最初に採用してもらった整骨院を1日で辞めるという偉業を達成しました。出勤初日、「今日はとりあえず掃除をしといて」と言われ指示された箇所の掃除をひたすら行っていました。真面目な性格なため、言われたことをきっちり遂行する事はとても自信があり真面目に掃除に取り組んでいました。「終わったら逐一、報告にきて」という指示でしたので言われた通り「終わりました」と真面目に報告に行きますよね。そしたら「終わりましたじゃない!綺麗になりました!だろ!ウチではそう報告するように」と院長からの指導が。。。意味不明。。。茶髪にロン毛な院長。こちらからすれば、いきなりそういうこと言われたものだから、開いた口がふさがらないというか「こいつ何言ってんだ?」と「掃除というものはそもそも綺麗に清潔にするもんだろ?いちいち綺麗になりましたって言わないといけないのか?」と心のなかで呟きながら「なんか違うようなぁ」という何とも言葉にできない違和感を抱えながら、そして全く似合っていない院長の茶髪にロン毛にも違和感を抱きながら「よし!辞めよう」とその日の午前中、患者の入りがまだ少ない午前10時くらいに駐車場の掃き掃除をしながら、ウサイン・ボルトの世界記録にも匹敵するスピードで決心しました。自分でもとても早い判断だったと思います。鬼滅の刃のキャラクターである天狗👺のお面の鱗滝さんには絶対褒めてもらえるスピード感のある判断だったと思います。

そのくらいのことで辞めてしまう自分もどうかと思いますが、なんと言われようと後悔はしていません。その後、無職が8か月続くという離れ業をやってのけ、現在まで生き延びてきました。 

そんな思い出話はさておき、あの時の辞めるという決断の速さは何だったのか?と振り返りつつも、世の中はコロナ禍。様々な業種がかなりの経済的打撃を受けています。私の現在の勤務先も例外ではありません。高齢者向けに訪問マッサージを提供する会社です。先行き不透明、いつ仕事を失ってもおかしくないと思っています。この状況は突然現れた未確認飛行物体の動きのようで予測不能です。仕事を失ったらますます開業というものが現実味を帯びてきます。しかし「さあ、開業❗️」という気持ちになれません。ただでさえ、開業に対する強い気持ちや勇気を持ち合わせていないのですから。

とは言うものの、このままではいけないというのは理解しています。現実を動かさなければ生活が大変な状況になります。若手の眩し過ぎるSNSの発信を見ては怖気づいたり、尖ったツイートを見てはやっぱオレには無理無理と思ったり、いや❗️一歩踏み込まなければと、ドキドキワクワクを味わいたい❗️と思いながらなんとも言えない心境になったり。43歳とは思えないほどの精神状態です。因みにもうすぐ44歳です。

自分でもどうしてこんな内容のない事をツラツラ書き綴っているのかわかりませんが書くことで覚悟を少しずつ固めていってるのではないかと思われます。そして、そう❗️紛れもなく「決められない私」は開業に向けて進んでいくのでしょう。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?