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日常

5年生の息子。家庭科の授業があるようだ。

不器用。靴紐の結び方も怪しさ満点。すぐほどけてしまう。授業でやったボタンの付け方がわからないと妻に話している。ちょうど私のズボンのボタンが取れかかっていたので練習がてらお願いする。妻のアドバイスのもと、「痛え、痛え!」と自分の指を刺しながらちょっと厚めのチノパンを貫くべく指に力を込めて針を通していく。「指に針が刺さったくらいじゃ死なん!」とありがちな妻の心があるような無いような言葉が何気に息子の心に刺さらないことを祈りながら傍で見守り完成を待つ。

ひとつ経験が積み上がる。

ただ、授業で裁縫が上手くいかなかったということを先送りにせずに早い段階で対処したというのは賞賛に値すると思い、そういえば、かつての日本代表の元監督ジーコもヤットこと遠藤保仁選手を手放しで褒め称えた試合があり、「今日の遠藤は賞賛に値する」とコメントしていたなぁとどうでもいいことを思い出し、ヤットこと遠藤選手はゲームのリズムを作ることに長けている選手だよなぁと思い返し、keisuke Hondaこと本田圭佑選手は優しく丁寧にパスを出す選手だなと改めて思い、ずいぶん前に引退した中田英寿氏は相手のウィークポイントをズバズバと突くパスを連発し、俺のパスに着いてこいよ的な感じだったよなぁと三者三様のスタイルを、全く関係ないことを思い出しながら、先送りというワードに反応し、そういえばということでもないけれど自分のいつかやらないといけないだろうと思っている事をずっと先送りしまくっているという現実に目を背け、息子にどうすれば先送りしないですむか方法をご教授願いたいと心の中でつぶやき何気なく過ぎ去る日曜日の午後。嫌だけどいつかやらないといけない事ってないですか?

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