ひとり
然るべきタイミングで鳴き出す蝉の声が暑さを際立たせる。
暑いなと思いながら日曜日の朝、なんとなく近所の河川敷をランニングしている。暑いのに。
ただ、走り終わったあとの爽快感を得たいから
なんとなく走り、なんとなく継続してる。
何かを達成したいとか、継続するために継続しているというわけではない。ん?爽快感を得たいということを達成したいのか。結局は何かを達成したいということなのかもしれない。矛盾している。
でも、いつでもやめる心の準備はできている。やめることは難しい。はじめる事とどちらが難しいのだろうか。
そこはウォーキングや釣り、カメラが趣味でパパラッチが使う様な望遠レンズで風景や鳥を撮影をしている人など多くの人が往きかっている。川を整備する時にそういうふうになるようにデザインされたのだろう。
毎回、橋のたもとのベンチに腰掛け、ひとり楽器の練習しているおじさんがいる。あの楽器はなんというのだろうか。尺八を縦にしたような笛のような楽器だ。
楽譜を見ながらいつも練習している。わたしは傍を走り去りながら思う。
やはり上達するには孤独がセットだ。たとえ、仲間と同じ空間で練習していたとしても自分と向き合わなければならない。
精神的には引きこもる時間帯があると言って良と思う。上達するとかレベルアップするの背後にある孤独を想像する。その先にある上達はきっと楽しい。
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