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アマチュアゴルファーが無意識に陥ってしまっている悪循環

何年も上達しない。
何十年も上達しない。

ゴルフではこれが当たり前に起こっています。
なぜこんなことが起こりうるのか。
そんなに難しいものなのかゴルフスイングとは。

もしかして多くのアマチュアゴルファーは無意識のうちにある悪循環に陥ってしまっているのではないか。

①うまくなりたい、ミスしたくない、失敗したくない

大人になってからゴルフを始めて「うまくなりたい!」「80台を出したい!」というふうに思うのは当然の欲求であるはずです。

そして練習を重ねボールにも少し当たるようになってきます。ラウンドも何度か行くようになって、もっとうまくなりたいと思うようになる人も多いのではないでしょうか。

「もっとうまくなりたい」

と同時に

「うまく当てたい」
「失敗したくない」
「ミスしたくない」

などの欲求が当然出てきます。

②知識を増やす

「うまくなるために」
「うまく当てるために」
「失敗しないために」
「ミスしないために」

なにをするか

まずはネットやレッスンや書籍などで知識を得ようとします。

「知りたい」

これも当然の欲求です。

しかしそこにあるのは膨大な量の情報。
何を本当に学ぶべきかなんて識別できるわけがありません。

知識を増やせば増やすほど問題は膨らみます。

③期待する

知識を増やせば増やすほど、知れば知るほど次はうまくいくのではないかと期待するようになります。

これも当然の感情です。

数ある情報の中から自分にピッタリ合いそうな方法を色々試し、次はスコアが縮まるのでは、ナイスショットが打てるのではと期待するようになります。

④多くの場合、期待通りにはならない

しかし多くの場合、それは期待通りにはなりません。

うまくいかなかったり、少しうまくいってもまたすぐに戻ってしまったりという経験があるかと思います。

ゴルフスイングの本質は知識を増やすことではなないからです。

丸秘テクニック、ハウトゥー、ノウハウ

それらはただの「答え」であり、上達とは何の関係もありません。

⑤苦痛にしかならない

期待通りにならなかったとき、それは苦痛にしかなりません。

これは人間の当然の反応です。

最初のうちは「そういうもんだ、ゴルフスイングがそんなに簡単なわけがない」と自分を納得させ、苦痛に耐えながらも練習を続けていきます。

しかし、新しい知識を色々試しても、本当にうまくいく方法は恐らく見つかりません。

徐々に苦痛に耐えられなくなってきます。

⑥苦痛を避けたい

そしてその苦痛を避けるために僕たちは何をするかというと、知識を増やそうとします。

②に戻ってしまうわけです。

これが悪循環の始まりです。

人間の当たり前の感情から無意識にこの悪循環に入ってしまい、何年も抜け出せない、何年も上達しないということが起こってしまいます。

何十回、何百回とこのサイクルを巡ったのち、「ゴルフは練習してもうまくならない」と悟りを開く人がいるのはこのためです。

正しい考え方でやれば練習すればするほど上達するのがゴルフです。

この悪循環はスイングの問題が、スイング知識の欠如ではなく、自分の観点であるということに気がつくまで永遠に続きます。

この悪循環から抜け出せなくなる前に考え方を変えてみるのはいかがでしょうか。

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