『防災教材活用ガイドチャート』おすすめポイントと実践のヒント
はじめに
「防災教材活用ガイドチャート」は、2018年から筆者が法人サイトや個人ブログ等で公開している防災教育実践支援ツールです。
2023年7月2日(日)に、最新版となるVer.2.0を公開しました。
作者(筆者)の様々な対象への実践経験を基に、構成されています。数多くの防災教材の中から実践環境や課題(テーマ)をチャートで選択していくことで、小学生以下、中高生以上など対象に応じたおススメの防災ゲームやプログラム、資料などが分かります。
本記事ではより具体的なポイントや使い方をご紹介します。
おすすめポイント
・いろんな防災ゲームや教材がひと目で分かる!
・教材を比較検討できる!
・対象年齢や実施環境に応じた教材を探せる!
・無料で使える!
教材の形式・購入方法・問い合わせ先など
【形式】PDF
【購入方法】無料ダウンロード(下記)
【使用方法】プリントアウトして使用(A3カラー推奨)
【制限事項】商用利用不可、その他自由
【問い合わせ】筆者 仕事依頼note から
実践の手引き(使い方のコツ・工夫)
1. 参加者の発達段階や学習の進め方でチャートを選ぶ。
ガイドチャートは「親子・小学生版」と、「中高生・一般版」に分かれています。
「親子・小学生版」は、幼児・児童やその保護者(保育士や教員含む)が理解しやすい内容、知っておいて欲しい内容の教材がメインとなっています。まず基本的な知識や工夫を伝えたい時におススメです。
「中高生・一般版」は主体的な思考や発言、対話的な学び(話し合いによる課題解決など)につながる教材が多くなっています。思考力、判断力、コミュニケーションなどを意識して欲しい時におススメです。
もちろん、どんな教材も対象を選ばず使おうと思えば使えますが「防災教育では、まず相手のことをイメージして欲しい」という想いから、分類を設けています。
2. 実施できる条件を選択する。
次に、実施できる(予定している)条件を、人数・時間・学習方法などで選択していきます。
人数が多い場合は、無料でダウンロードして気軽に使える教材を中心に、少ない場合は有料ですがしっかりと学べる教材も含めて紹介しています。
時間がある場合は、じっくりと考えていける教材を中心に、時間がない場合はパッとできる教材を中心に紹介しています。
3. テーマ(課題)を選択する。
最後に、地震・津波、風水害など防災教育のテーマや課題を選択します。
各教材の詳細については、検索して調べていただくか、以下の記事から該当教材のリンクをチェックしてください。ガイドチャートPDF 版には、リンクも設定しています。※リンク切れがあればお知らせください。
▼大人から子どもまで楽しめる!
防災教育教材・防災ゲームのまとめ[note版]
https://note.com/kenyamiyazaki/n/nb18f31977995
まとめ
ブログでもご紹介していますが、ガイドチャートは「経験則の可視化」をきっかけに生まれました。防災ゲームや教材は「レトルト食品」のようなもので、料理の知識や時間がなくても、一定水準の味(防災教育の成果)を出すことができる便利なものです。
プロの料理人(防災教育の専門家など)の味には及ばないこともあるかもしれませんが、気軽に食してもらう(防災を学んでもらう)には、レトルト食品は助けになります。
同じレトルト食品ばかり食べれていれば(同じ防災ゲームばかりやり続ければ)栄養(知識や経験)が偏りますので、バランス良く、課題に応じた防災ゲームや教材を選ぶことが大切になります。
まずは身近なところ、関心を持ったところからチャレンジしていただければと思います。
多くの方が防災ゲームや教材に触れるきっかけになれば幸いです。
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