あまり知られていない!?スペインフットボールの内部&裏側!①
現在は海外のフットボールについて様々な情報がSNSでも簡単に知ることができる時代になりました。
それはとても良いことです。
日本にいても世界を身近に感じることができることができる。
ただ、ディテールの部分だったりが見えてこない、雰囲気をイメージしづらいというのがSNSだったりします。
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だからこそ、実際に経験している自分が、少しでも皆さんがほんとにスペインに行ったように感じれるようなコンテンツを提供したい!
と、思います!
そんな高橋健也が送る!
スペインフットボールの内部&裏側!
大公開!
第一部 スペインの練習と裏側
第二部 スペインの試合と裏側
*二部構成です。
*割りと軽めの内容になっています。
*あくまで僕の経験によるものなのでフットサルチームでの話主体になりますが、サッカーの知り合いに聞いてもサッカーチームでも同じことが言えるようです。
今回は第一部。
スペインの練習と裏側です!
○スペインの練習について
まず、スペインの練習で最初に言えるのは、
みんな集合が早い。笑
20時半開始の練習なら20時くらいにはみんな集まり出します。
そして、ロッカーで着替えて体育館の脇やベンチに座っておしゃべりをしてます。
だいたい前の時間にはユースが練習していてそれが終わったらアップが始まるという感じです。
月曜日や週始めの練習だと前の試合の反省をするのに30分くらい早く集合しロッカーでミーティングすることもあります。
日本だと練習時間ギリギリ集合が多いですよね。
仕事の関係だったり遠くから通っている人もいるししょうがないと思います。
スペイン人はいったい何時まで仕事してるんでしょうか?笑
・練習場所に着いてまずすること
練習時に体育館に着いたらまず、
ロッカールームの番号の確認。
スペインにはほぼ例外なく1つの体育館に6個以上のロッカールームがあります。
そして、日によってどこを使うかが変わります。
だから、まず体育館の管理人(Portero)に何番を使うのか聞きます。
日本では、フットサル場ならクラブハウス、体育館なら脇やロッカーに入れる、という感じでしょうか。
そのチーム専用で使えるロッカールームがあるのは珍しいですよね。
ここはスペインの良いところだと思います。
そして、日本のように荷物を置いておいたら100%スペインでは盗られます。笑
選手1人1人に自分の特等席がある。
スペインのロッカールームは壁にくっついたベンチが一般的です。
そこにみんなが荷物を置いて並んで座るのですが
早くきて他の人のところに座っていると必ずどけ!俺の席だ!と言われます。
僕は全くそういう拘りがないのでいつも空いてるスペースに座っていました。笑
スペイン人は謎の拘りが強いです。笑
そして、着替えて練習へ。
大体の練習内容(僕のチームの例)
一時間15分~45分
アップ(ペナドンなど)
トレーニング①
トレーニング②
(トレーニング③)
ゲーム
・アップ
アップはみんな超適当にやっていますが無駄に勝負になるとこだわって言い合いになったりすることもあります。
そして、それがその日の練習終わりまで尾を引きます。笑
アップから勝敗を気にするのは日本ではあまりないですよね。
僕もアップのペナドンはとにかく体を暖めたり、感覚を確かめる程度でしたが、スペイン人はノーアップでタックルしてきたりします。(^^;
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・トレーニング①
チームによってだと思いますがだいたい最初からいきなり対人のトレーニングをやります。
キーパーのアップを待ちながらポゼッションをやったりします。
日本でもこれは多いと思います。
ポゼッション系のトレーニングはやはり多用されますね。
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・トレーニング②
そのつぎはキーパーを入れてゴール付きの対人。
2vs2+サイドフリーマンやピヴォなど条件付きゲームが多いです。
あとはトランジション、徐々に人が増えていくゲームなどです。
日本だとまず敵なしのシュート練習をやる気がします。
ここが大きな違いなのですが、スペインではほとんど敵なしのシュート練習がありません。(もちろんチームやカテゴリによります)
相手がいるなかでの技術ってことですね。
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・トレーニング③
その後はだいたいフルコートを使いよりゲームに近いトレーニング。
タッチ制限やルールのあるゲーム。
キックインのみとかコーナーキックなしで絶対クリアランスから始まるとか。
様々なバリエーションの練習があるのでやっていても楽しいし、複数なルールだと頭を使わなくてはなりません。
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・ゲーム
時間でだいたい区切って前後半でやります。
勝負(Competicion)なので、ガンガンファウルも起こるし、ビブスを引っ張って止めるプロフェッショナルファウル、時間稼ぎ、パワープレー、全然あります。
たまに荒れます。笑
勝ったチームがどや顔をし、時には写真を撮って見せつけ、負けたチームは言い訳をするという恒例の流れ。
WhatsAppのグループでその話題が次の練習まで続きます。笑
↑こういう写真です。
最後の紅白戦はほんと大変です。
日本だったら他のセットにも意見をしたりセット間でここはどうだったという戦術確認的な比重が強いですが、スペインではもう他のセットは敵。笑
あれはファウルだったとかライン割ったとか監督のジャッジが微妙だとかとにかく凄いです。
良い雰囲気もクソもあったもんじゃないです。笑
だからこそ、紅白戦でも本番さながらの緊張感でできます。
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これを一時間半やそこらでギュッとやります。
なので、休憩時間というのはコーチがマーカーやゴールをセットするほんのわずかな時間です。
また、人数もフィールド10人、キーパー2人くらいなので休みの時間もそこまでなく強度も高くなります。
スペインでは1チームに所属選手は最低限の人数しかいません。
サッカーチームも16,7人程度です。
だからこそ、練習は密に短時間のほうが効果的になってきます。
怪我人などが出た場合にはユースから呼んだりします。
日本だと人数が多いチームになるとなかなか出番が回ってこず集中が切れてしまうこともよくあります。(^^;
その分、たくさん話し合いができる時間もありますが。
そして、
練習が終わるとみんながシャワーを浴びます。
解散は驚くほど早い
集合は早くきてグダグダしているのに帰りは驚くほど早いのがスペイン流です。笑
日本だと練習後にグダグダ話したり、ご飯を食べに行って帰ったりよくしてました。
僕は結構好きでしたが、、
スペイン人は早くおうちに帰りたいんでしょう。
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と、スペインでの練習はこんな感じです。
色々な違いがありますね。
最初は僕も驚く部分もあったのですが今はすっかり馴染みました。笑
逆にスペイン人が日本に来たときにどんなところに驚くのか気になったりもします。
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次回は試合篇!
スペインの試合までの流れは日本と大きく違うのでぜひ皆さんにも知ってもらいたいです!
それでは、また!
Hasta luego!
Footballを通じて人間として成熟する。 これが僕の信条です。 僕は挑戦を続けます。 皆さんと胸を張って向き合えるような立ち振舞いをしていきます。 僕のその姿が、誰かの力になるように。