読書メモ20年12
概要
(題):OPENNESS(オープネス) 職場の「空気」が結果を決める
(著): 北野 唯我
おすすめ度
★★☆☆☆
サマリ
本書は、オープネスとは何か、それが低いと何が課題なのか、何がオープネスを妨げるのか、どう組織として向き合うべきかが書かれている。
長期的な業績に影響を与える「オープネス」
それは情報の透明性であり、戦略のクリアさであり、リーダーの自己開示性である。また事業が衰退状況になると情報開示性が下がる。つまり組織の悪化は、オープネスの変化が教えてくれる。
抜粋
オープネスとは、①経営開放性②情報開放性③自己開示性
社長の考えをオープンにすることは、最も組織を変革しやすいドライバー、また現場⇒社長の聞く耳をオープンにしていくかも重要である
①経営開放性:失敗の開示と対策、なぜ経営をしているのか
②情報開放性:印象に残る形で、大きな労力なく、公開された場所で
③自己開示性:チーム内の必要性、多様性の歓迎、メンバーの欲を知る
オープネスを邪魔する罠
①ダブルバインド:言行不一致は相談出来なくなり悪循環
②トーション・オブ・ストラテジー:戦略分かったふり中間管理職の存在
③オーバーサクセスシェア:過度な成功事例シェアは問題、失敗例を伝える
「危険察知能力」が組織の生存確率を高める。
勝ちグセの強化:「自分たちの実力」と「外部環境」を分けた上で機会損失を考えられる
ロードウェイ戦略:事業成長の鈍化に伴い、ワークライフバランスやコストカットの調整を予防のために行う
白い嘘をつかない:悪意なく他人を傷つけないためにつく嘘(メンバーのモチベーションが下がるから失敗事例は共有しないでおこうetc)をやめる
アロケートと生存戦略:業績が悪いが組織状態は良いは続かない。組織が腐る前に適材配置と生き残る意思決定が必要