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【完全解説】Raf Simons (Runner) "ORION"について。

割引あり

 ラフシモンズ(Raf Simons)が突如としてブランド終了を発表した事でファッション業界に衝撃が走りました。私は昔からのファンというわけではないのですが、ここ最近よく買うようになっていたので残念でなりません。
これまでなかなか紹介する機会を持てずにいましたが、今回の記事では私が愛用しているラフシモンズのスニーカーを紹介していきたいと思います。

Raf Simoms (Runner)とは

 ラフシモンズは2013年からアディダス(adidas)と協業してコラボスニーカーを出し続けていました。その協業が終了した後、2020年に新たに立ち上げられたのがラフシモンズランナー{Raf Simons (Runner)}というスニーカーラインです。

ラインナップを見ればアディダス協業時代に出していたスニーカーに近いデザインも多く、コラボ終了を残念に思っていた身からすると嬉しい限り。 

代表的なモデルをザッと紹介しますと、オリオン(Orion)、アンテイ(Antei)、 ソラリス(Solaris)、サイロン(Cylon)など。特に人気なのはスタンスミス(Stan Smith)タイプのオリオン(Orion)でしょうか。シューズの名前が全て星や宇宙に関連しているのも可愛いです。

Orion(Stan Smith型)

 私が愛用しているオリオンは5足。実はアディダスのスタンスミスがあまり足に合わないのですが、このオリオンは何故か痛くならないので気に入って色違いで購入しています。スタンスミスとほとんど同じような形ですが、きっと微妙なラスト(木型)の違いがあるのでしょう。

またアディダスのスタンスミスだと少しスポーティーな雰囲気が出てしまいますが、このオリオンならモードな服にも自然と合うので、その点も気に入っています。

毎シーズン色や素材を変えて発売されていましたが、中にはアッパーが合皮素材のタイプもあるので購入する際は少し気をつけなければいけません。
記事の最後に一覧として歴代のラインナップをまとめておきますので、今からデッドストックやリセール品を探す方は参考になさって下さい。

沢山ありますが全部ちゃんと使い分けられてます。
踵のぷっくり感が可愛い。
同じ黒でもスウェードレザー、光沢スムースレザー、マットスムースレザーの違い。
ソールには星が散りばめられてます。

サイズ感

 サイズは…42, 43, 44…とワンサイズ毎の展開となります。私はマイサイズが28.5cmなので43, 44どちらを選択するか悩みました。オリオンは踵のクッションが厚めなのか、44だと試着して歩いてみた際に少し踵抜けする感じがしたので最終的には43を選びました。少しタイトには感じますが、シンプルで細身なシルエットなので足元がスッキリするのが可愛いです。もちろん感じ方に個人差はあると思いますが、私は43を選んで正解でした。
(Nike Dunk Low=US10h, Vans Authentic 44DX=US10h, Adidas Stan Smith=US10h)

発売当初の初期モデルは内側にゴムバンドが付いていたり、逆に最新のモデルはアッパーに補強ステッチが追加されていたりと、シーズン毎にマイナーチェンジが繰り返されています。また個体によって微妙にサイズ感のバラつきがあるので、可能であれば試着してから購入する事をオススメします。私はこだわりが強いので購入する際には同じ物の中から何足か吟味して購入するようにしています。(店員さんに嫌がられるタイプ…笑)

ゴムバンドあり
ゴムバンドなし

レアモデル

 これに関しては調べてみても詳細が分からなかったのですが、オリオンの中でも一部、踵にRマークのチャームがついたモデルが存在します。
生産過程に何らかの都合でディティールが変更されたのか、それとも全く別アイテムの扱いなのか分かりませんが、チャーム付きは中々見かけないレアモデルだと思います。
ラフシモンズの服でも刺繍のあるモデル、ないモデルと両方発売されていたりするので、もしかしたらそういう扱いなのかもしれません。
もし持ってる方、バイヤーで詳しい方がいらっしゃいましたら、是非コメントでお教えいただければ幸いです!

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総評

 オリオンは定番品として位置づけされるスタンスミス型のスニーカーなので何足あっても困らないと思います。特に私の場合はスタンスミスがあまり足に合わないという事もあって、ローテーション用に5足も所持する事になってしまいました。

正直にいえば、本物のスタンスミスと比べてソールのゴムが削れやすかったり、合皮が使われていたり、そもそも作りが粗雑であったり、品質面ではやや劣るところもあり、その一方で定価は4万円超えとあまりコストパフォーマンスの面からはオススメ出来ないアイテムではあると思います。

ただそれでも、ファッションを愛する方はこのラフシモンズにしかない雰囲気を求めて、その僅かな違いに対してコストパフォーマンスとは違う何かしらの価値を見出すんだと思います。

……とまぁカッコいい事を言ってみましたが、実は結構セール価格になっている事が多いので1万円ちょっとで買えてしまう事もあるんですよね…笑

ラフシモンズのスニーカーがアディダスと同じくらいの価格で手に入ると考えるとかなりいいと思いませんか?

是非みなさんもこの機会に私と一緒にオリオンを履いてみましょう!

歴代全シーズンカラー / 素材 / 品番一覧表

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