伊藤研人
「第七の旅」は、6年間、世界2周の旅を、7年かけて書き上げた本です。 命懸けの放浪を擬似体験しながら、学びを得ていただけるように。 色々なことを感じ、気づきを得ていただけるように。 人生の変化のきっかけにしていただけるように。 そう願い、魂を込めて書きました。
平和について、未来の世界の在り方について、想うことをストレートに発信します
自由に心のままに記します。
真っ黒な空から、白い粒が無数にひらひらと舞い落ちる。頬に当たると冷たく痺れ、じわっと解けて柔らかくなり、ふわりと温かくなる。それが僕の最初の記憶。ほとんど何も…
この旅を通して、そして日本に帰ってからも、たくさんの方に出会い、お世話になり、助けていただいた。本来であれば全ての方のお名前をこの場で挙げたい。しかし挙げ切る…
旅を終えて日本に帰ってきた僕は、がむしゃらに動いた。日本各地での講演会、着物の普及、海外での文化交流イベント、そしてこの本の執筆を始めた。 四度目のサンダン…
解決ではなく調和を 「地球のエコシステムの維持」のためにできる最善を考えたいと、世界を見ようと思って始めた旅。六年の歳月の中で見てきたもの、感じたこと、考えたこ…
「獣と人間のあいだのような存在だな」薄暗く、埃っぽい安宿の一室。雑な施工のコンクリートの壁。ボロい扇風機が天井でガラガラと音を立てながら億劫そうに回っている。…
生活のしにくい土地だけれど、死ぬにはいい場所かもしれない。街を歩きながら、ぼんやりとそんなことを考えている。カトマンズはヒマラヤ山脈の隙間に、何か不思議な力で…