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東大生が解説する「天才を殺す凡人」

KENTO 〜とにかく本を要約しまくる東大生〜 です。
今回は10万部のベストセラー「天才を殺す凡人」を紹介させてもらいます。
Youtubeの方にも音声データを発信していますので
読むより聞きたい、という方は是非こちら聞いてみてください〜

また本書はこちらから

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本書の構成としては
どこにでもいそうな普通のサラリーマンの主人公に対して、
突然現れたけんという犬が指導していく、といったたものです
なんだか夢をかなえるゾウに似ていますね。
かなり読みやすいです。

本書で伝えられていることは大きく二つです。
1.人間の3つの属性とその武器
2.「天才を殺す凡人」が存在する
この二つのことが伝えられています。
順に解説していきます。

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3つの属性、武器を一気に書きます。

天才
独創的な考えや着眼点をもち、
人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人。
この人の役割:新たなものを立ち上げること。
評価の軸:創造性
武器:アート、起業、エンジニアリング、文学、音楽、エンターテイメント

秀才
論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし、
堅実に物事を進められる人。
この人の役割:事業を拡大させること。
評価の軸:再現性
武器:サイエンス、組織、ルール、マネジメント、数字、編集、書面、法律

凡人
感情やその場の空気を敏感にに読み、
相手の反応を予測しながら動ける人。
この人の役割:共感を呼び金にすること。
評価の軸:共感性
武器:言葉、マーケティング、SNS、写真、対話、地域

そしてこの三つの属性が一人の人の中に混ざっています。
例えば天才;秀才:凡人=5:4:1みたいな感じです。
どの属性が強いのかを把握して、自分はそういうタイプなんだ、
と受け入れましょう。

ここでやってはダメなのが

自分とは違う属性の武器を使うこと

です。本書の例では
共感を呼ぶ言葉などが武器のはずの凡人が、
秀才の武器を使ってしまうこと。
話す時にKPIだったりマネジメント論を話したり。
それでは伝わりません。
自分の本当の言葉を素直に出し、共感を獲得しに行くことで戦えます。

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まず説明能力についての話をします。


”そもそも説明するには本質的に二つの方法しかない。
一つ目が理屈や。なぜ、いいかを説明すること。”

”もう一つが共感や。みんながやっているからや。
流行っていること、それ自体が、実は説明能力が高いんや”


例えばじゃんけんのルールなんてものは完全な理屈はないけど、
みんながそれで良いと信じているから正しい、となっていますよね。

理屈を得意なのが、再現性が武器である秀才。
共感が得意なのが、共感性が武器である凡人。
つまり、天才の武器である創造性には説明能力がないのです。
つまり誰にもわかってもらえない。
この例えを

”天才には他の人には見えていない幽霊が見える”

というアナロジーを本書では使っています。
物凄くわかりやすいですよね。

じゃあどうすれば天才を”生かす”ことができるのか。
それは
1.悪質な秀才を特定して
2.最強の実行者を取り込む
です。
悪質な秀才とは

”天才に嫉妬している秀才。彼らはそのロジックで天才を殺してしまう”

つまり説明能力が低い天才を
ロジックで滅多打ちにして消してしまうのですね。
この人を組織の中で特定し、排除しなければなりません。

そして最強の実行者とは

”共感性と再現性の双方の軸を持っている人”

なんですよね。
この人は説明に必要な能力をどっちも持っているため
周りの人を巻き込む力が大きく、物事を成功させる力が大きいです。
凡人型の人が何かを成功させるためにはこの人の協力が不可欠です。
そのためのキーワードが

”あなたならどうするか?”

このキーワードで一気に主体性を持たせられ、取り込むことができます。


以上で本書の解説は終わりです。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます!
実際の本はこちらです〜

今後もnoteで本の要約を発信していくので
フォロー・いいねしてくださると嬉しいです。
また音声で楽に聞きたい方は以下のリンクから
Youtubeチャンネルの方をのぞいてみてください!


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