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テスト終わった〜 大学生日記#8


テストってこれよな

久々にこの解放感味わう。

思えば、大学の中間や期末テストなんて一夜漬けでどうにかなるし、単位だけ取ればいいって科目なら、全くもって勉強しなかった。どこか部活生であることを言い訳にして学業から手を抜いていた気もする。

正直なところ、大学の試験って本当に猿でも解けるんかってレベルで簡単だし、本当にどうやったら単位落とすんだろ?って感じ。
※こいつの通っている学部はものすごい簡単です。そして、こいつはゼミを辞めたことで今年に人生初の落単を経験しています。

なんだろ、ここまで力入るテストって久々だったし、この感情を忘れないでいたいなって思った。テストに限らず、危機感を持って必死になって何が何でも掴み取ってやるって感情。(ちなみにテストは合格したそうです。)
正直、大学生になった俺は不真面目だし危機感がまるでなかった。友達がいないおかげで、人よりは真面目に授業は受けてたと思うし、テストの過去問なんてもんが回ってくるようなカーストにいる訳でもない。それだとしても自分では納得できるくらいに勉強したことはなかったし、手応えあるような勉強もした記憶がない。
勉強というか、学問として学びを得ようとしてないの方が大きいかもしれない。(この話は今度書こうと思います。)
スポーツビジネスやドイツ語、行動経済学に関しては興味があって頑張ってたかもしれない(人によっては頑張ってないって普通に言うと思う)けど、自分の所属してる学科の学問に対して勉強する意欲はそこまでなかった。面白いと思っていたのは常に他学科の学問が多かった気がする。
そういう意味では、3年の前期は充実してたと思う。自分でいろんなことを調べたり、色んなことを学ぼうとした。大学生になって初めて図書館で本も借りた。学習意欲は1.2年の頃よりは大きかった。現にそれが1番できた学期だと思う。

大学の意義

しかしこの自分の日本での経験から、こっちに来て
「大学の価値って何なんだろうか」
と考えるようになった。

大学って何するところなんだろう。答えはものすごく簡単。

学問を修める機関

これでしかない。いつ何時でも学びたいと言う人にオープンであるべき。学ぶ意欲のある人を大学に入学させ、興味が変わったら他の学部にも鞍替えできる。それこそ、大学、特に総合大学にあるべき姿だと思っている。ヨーロッパの大学では特にこれを感じるし、勉強をしたい学問、勉強したい時期に、みんな勉強している(これでも昔よりは学問への関心が薄れているそう)。日本では最近こそAO入試という入試方式がメジャーになってきてるけど、なぜその入学方式をメインにしないのは、よく理解できない。

こっちでも、学科が就職機関になることはあるし大学にも序列がある。そりゃ全員入ってしまったら教育の質が低下するに決まっているから、試験で良い成績を得たものから順に上の大学に入っていく。その仕組みがあるのも事実。だから、より高い教育を求める者は海外から入学しに来るようなのも珍しくない。
ただ、就職や学歴は当然のように気にしない。
何を勉強しているか?そっちの方を気にしている。
現に、海外に来てから一回として
"An wehlcher Uni studierst du?(どの大学で研究している?)"
なんて聞かれたことは全くない。というか俺の大学を言っても知ってるはずがない。
あくまでも学生は学びたいものを、研究したいものを修める。当たり前だろう。大学ってそういうもの

大学は資格試験合格のためにない。正直、某有名大学でTOEICの対策講座が行われていると聞いた時は心底気分が悪くなった。
大学は就職のためにない。正直、学生で良い大学に行けばそれなりの企業に就職できる、と考えている人が多い。何も学生だけでなく大学にも責任はあるが。
大学は単位を与えるためにない。自覚もあるが、単位もらうためだけに授業を受ける。単位だけ得て、学んだものは何もなく卒業。そりゃ、大学時代を人生の夏休みとかほざく大人が多いわけだ。

大学を考え直す

いきなり変えようと言っても変わるものではないし、ましてや変えようと言う俺の考え方がおかしいのかもしれない。だとしても今一度、大学の価値を大学の在り方を考え直すべきではないかと思う。それくらい日本の大学の存在価値は薄れてきてしまっていると思う。みんなが通って当たり前で、甘やかしてもらえる最後の4年間。
もちろん、最近徐々に良くなってると思うし、AO入試での入学数増加は大学の在り方の少しの変化を表していると思う。もちろん、
「指定校推薦とAO入試は認めない。一般入試こそ正義」
と言う人がいるのもわかる。それも高校時代の努力の指標になるだろうし。
「AO入試で入ったやつらも勉強をしていない。結局は楽して入学しただけ。」
と言う人がいるのもわかる。高校の奴でくそみたいな大学生活を送っているやつもいるから。
でも、所詮そんなことを言ってくる奴らに限って、自分の実力を受け入れることができずに、いまだに現実逃避しているような傾向にあるので、そんなこと言われても右耳から左耳へ抜けていくと言いたいところだけど、ごめん耳にも入らないや(笑)

俺自身は、学歴が底辺で受験で受かった試しがない。そんな奴がこんなことを言っていても、負け犬の遠吠えだ。まあ、馬鹿がほざいてるなくらいに捉えていただければいいかと。

なんと言われようと、大学の在り方が再考されるべきだと俺は信じる。
それが俺の大好きな日本の将来のためになると信じているから。
どうか、各大学のお偉いさんたちに行き届いてくれたらと思う。


自分への戒めを込めて
最終年くらい部活生としてではなく学生として大学に通ってください


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