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行動力 大学生日記#5

このテーマについて、あるサッカー部員と話す機会があった。

人は俺に「(苗字)って、行動力あるよね」
と言ってくる。

行動力って何?
毎回疑問に思う。取り敢えず、「ありがとう」と言うけど行動力があるってよくわからない。

興味があることに対して行動する。当たり前のことをやっているようにしか感じないが、どうやら人から「行動力がある」と思われるらしい。

初対面の人と話す。
異国の地で日本人サッカー選手と知り合う。
サッカー部に新たな部署を作る。
監督の誘いを断る。
街中の人に話しかけてサッカーのコーチになる。
留学をする。

これは行動力がある俺の例らしいが、字面だけ見ても行動力があると言えないし、別に自分に行動力があると思ったことはない。
興味のあること、やりたいことをやってるだけのこと。誰にだってできることだとしか思わない(留学だけは、お金がモノを言います。本当に親に感謝しています。感謝しかありません)。
なぜ、それを人は行動力があるというのか。

俺からしたら、世間一般の人の方が行動力がある。

宿題をちゃんとやる。
バイトをする。
飲み会に行く。
ゲームを極める。
本を読む。 
SNSで発信をする。 
就活やインターンをする。 etc.

正直、俺には面倒に感じてしまうし、俺が必ずしも毎日できることではない。心の底から、これらをこなせる人のことを尊敬するし、こういう人の方がよっぽど行動力があると思っている。

それでも人は言う。
「初対面の人と話せるのはコミュ力も高いし、何処にでも行こうとするのはマジで行動力が高い」と。

興味あることは率先してやるであろう。それはどんな人でも同じ。ということは、この世にいる人すべてが違うベクトルに行動力を持っていることになるのではないだろうか。そのように思える。

人は稀にこう尋ねてくる。
「なんで、そんなに行動力あるの?」

なんでかなんて考えたことない。ただ、仮に自分が行動力があるとするのであれば俺はこう答えるであろう。
「チャンスを逃してくないから。」

人生の中で幾度となく訪れる出会い。
出会いは、人生を大きく飛躍させてくれる人生のキーファクターであると思っている。つまり、人生における大きなチャンスなのだ。
ただ、残念ながら出会いはでしかない。だが、その運を逃さないためには最前列で最善の準備をしていなければならないと思っている。
その準備に必要な力こそが、人の言う行動力なのかもしれない。

人生を振り返ってみると、俺は出会いに恵まれた。
サッカーを一緒にプレーしてくれた選手たち。
俺をサッカー部に誘ってくれた選手。
サッカー部に受け入れてくれた部員たち。
俺の人生を変えてくれた数々の恩師。
俺に興味を持ってくれた人たち。
親友とも呼べるほど毎日のように連絡を取る友達。
俺のことを応援してくれる人たち。

人生でいろんな人に出会い、いろんな人が今の俺を作ってくれた。
感謝してもしきれないくらい、本当に感謝している。
今後も自分を劇的に変えてくれるのは、出会いだろうと思っている。
今後俺はどんな人と出会って、どんな人間になっていくのだろうか。今からワクワクして仕方ない。


明日も自分の重い腰を上げるために、自分の行動力とやらを酷使させて頂こう。

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