四国お遍路
四国ではお遍路を歩いてきた。お遍路とは四国八十八ヶ所霊場巡りと呼ばれるもので、今回は更に四国別格二十霊場巡りも加えた四国百八ヶ所の歩き旅。元々興味があったのと、人生の師である玉田さんが声をかけてくれたので途中合流、四日間男二人旅をさせてもらった。自分が今回巡ったのは以下の十二寺。
六十番 横峰寺、六十一番 香園寺、六十二番 宝寿寺、六十三番 吉祥寺、六十四番 前神寺、六十五番 三角寺。
別格十番 興隆寺、別格十一番 生木地蔵、別格十二番 延命寺、別格十三番 仙龍寺、別格十四番 椿堂、別格十五番 箸蔵寺。
自分は仏教徒でもなければ特別な信仰心があるわけでもない。どちらかと言えば神社へ行くので神道だ。実際にお遍路をしているとお寺と神社が共に祀られている場所があり神仏習合、日本古来の神道に仏教が馴染んだことを知る。調和とは日本の良さであり特徴であり平和であり、それもありだと思えた。
世の中は便利になり、移動のスピードは格段に上がった。実際に私も四国まで飛行機で来たし、帰りは新幹線で帰る。お遍路にしても車や自転車での移動も可能だ。しかし歩きでしか通れない道があり、感じれないものがあると学んだ。山の中や海の側では景色だけでなく、自然の音を聴くのが良い。人間の視覚や聴覚、五感で感じれる範囲など狭いもので、この世界はもっと広くて深い。それらを感じれることは贅沢なことかもしれないし、あるいは元に戻るということなのかもしれない。
家族がいて仲間がいて現地で出逢う人がいる。旅をするとそのありがたさに気付く。日常も非日常も大切で、何を見て知り学び使うのかは全て自分で決めることができる。自分にとって大切なものは何か、それぞれの正解があり道がある。
これから大阪へ。
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