「自分らしく生きろ」と説教された気分になる手紙

下に示す文章は,作家のトニ・ハマーが5歳の娘に送った手紙です.

私の娘へ
道で誰かにぶつかられたときは、謝ってはいけません。
「面倒をかけてごめんなさい」と言ってはいけません。あなたは「面倒」などではなく、思考と感情を持った尊敬に値する1人の人間です。
一緒にデートに出かけたくないと思う男性からの誘いを断るために、ウソの理由をでっちあげてはいけません。誰かに自分のことを説明する義務は無いのです。「結構です」のひと言で充分なはずなのです。
人前で何を食べるかについて考えすぎてはいけません。お腹が空いているなら、食べなさい。自分の食べたいものを食べなさい。ピザが食べたいと思うなら、人目を気にしてサラダを注文するのではなく、ピザを食べればいいのです。
誰かの好みに合わせて髪を長く伸ばすのはやめなさい。
ワンピースを着たくないなら、無理して着るのはやめなさい。
一緒に出かける人がいないからといって、家に籠りきりになってはいけません。自分自身を連れ出すのです。1人きりでも、自分自身のためにたくさんのことを経験するのです。
涙をこらえるのはやめなさい。泣きたいのは、何かを発散する必要があるから。泣くことは弱さの表れではなく、人間らしさの1つなのです。
誰かに「笑って」と言われたからといって笑顔を作るのはやめなさい。
自分のジョークに自分で笑ってしまうことを恥ずかしいと思ってはいけません。
礼儀正しくあるためだけに「イエス」と言ってはいけません。「ノー」と言うのです。これはあなたの人生なのだから。
自分の意見を隠すのはやめなさい。きちんと大きな声で自分の意見を主張するのです。あなたの意見は耳を傾けられるべきものなのです。
自分が自分という人間であることを謝ってはいけません。勇敢で、大胆で、美しく生きてください。堂々と「あなた」として生きるのです。
[https://front-row.jp/_ct/17121935より引用]

なぜだかよく分からないですが,この手紙を読むと説教された気になり,自分らしく生きようと勇気づけられます.

最近,SNSの影響なのか若い世代には人の評価を気にする仲良し軍団が多く,いわゆる良いやつが多い気がします.でも,会って面白いと感じるのは自分の確固たる価値観を持った人で,そういう人が一番人生を楽しんでそうです.僕も良い意味で仲良し軍団にならず,自分の価値観を守り続けて人生を楽しく行きたいと思います.

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