見出し画像

超訳 孫子の兵法(最後に勝つ人の絶対ルール)

対に負けたくない「ライバル」をつくれ!!

主孰れか有道なる、
将孰れか有能なる、
天地孰れか得たる。

法令孰れか行なわるる、
兵衆、孰れか強き、士卒孰れか練れたる。

賞罰孰れか明らかなる。
吾、此れを以て勝負を知る。

(現時点で自分から見て、目標とすべき人物は誰か。それを設定したら、その人と自分の能力を徹底的に比較しなさい。

そうして、自分に足らない能力を上げていき、一方自分にしかない能力に磨きをかけていくと、加速度的に成長できる。

さらにこれを段階的に繰り返すと、「この分野では世界一」と誰もが認める人材になる。)


ゴールがぼんやりとしか見えていないと、そこに向かって一直線に突っ走ることは出来ません。
迷走を続けるのがおちです

ゴールというものがはっきり見えているからこそ、道を間違えずに最短最速で到達することが可能になると思います。

この時、ゴールの旗として一番いいのは、目標とするべき人物です。
それも現地点で頑張れば追いつきそうぐらいがちょうどいいです
そのライバルを設定したら、次に自分の能力と相手の能力を比較します。

これが孫子の言う「七計」に相当します

1,「有道」

お互いやろうとしていることに、世のため人のため尽くそうという志があるのか。
普遍性のある志を挙げている方の勝ちです。
私欲にまみれているといけません。

2,「有能」

お互いの能力、実力を比較すること。

例えば野球選手でいうと、打力、投球力、走力など、、、
公正な目で比較していく。
そのうえ、負けている能力に関しては、集中的に勉強や経験を積み重ねていく必要があります。
しっかりと向き合うことが大事!!!

3,「天地」

どちらが時代に合った、また能力が最大限に引き出されているのかという比較です。
プレスリー、ビートルズだって、出た時代が数年遅くても早くても、あれだけの人気は出なかったでしょう。
今の大企業の社長だって、就職先が傾きかけた中小企業だったら、持てる能力を発揮できずに終わっていたかもしれません。
なので、タイミングと舞台はライバルよりも有利でなければいけません。

4,「法令」

どんだけ成果を上げていても、その過程で法律や社会のルールなどに反する行為があれば、結果的に勝つことが出来ません。
それは、近年の企業不祥事を見れば、明らかです。

5「強き」

勝負強さはどちらが上かということ。

野球に例えるなら、9回裏ツーアウト満塁、ホームランが出れば逆転勝利が転がりこむというような場面で、本当に逆転満塁ホームランを打ってしまう。そんな勝負強さを持っている方が勝ちです。
勝負強さは決して「運」ではありません
日ごろからあらゆる場面を想定して、常に柔軟に対応できるように考えているからこそ、ここぞというときに発揮できるのです。

6、「錬たる」

どちらがより訓練を積んでいるのか。

量と質において相手を上回る訓練を重ねることがポイントになります。
つまり、勝負の分かれ目は、、自らの能力を上げるために、どれだけの時間を注いでいるのか。ここで、ライバルの何倍も訓練しないと、追いつけないのです。

7,「賞罰」

仕事に対する評価の比較です。

たとえば、報酬、ポジション、周囲の評判などライバルと自分とどのくらい差があるのか比較すること。
結局のところ、「これがあるから、頑張りがきく」という風にも言えますね

目標とするべき人物はどんどん変わっていきます。
追い越せ、追いつけ精神で走り続けると、その先の未来が明るくなると思うます


ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?