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AirPods Proの有益性

彼岸が過ぎて、いきなり気温が下がりすぎる毎日となって、体調が崩れやすい。
 
カメラを持って歩く時は気候に応じたギアを選ぶべきだが、それが読めなくて汗だくになったりするくらいの気温は、ある意味街撮りにはちょうど良いと思うべきかも知れない。
 
以前にもアップしたけど、私はAirPods Proの第一世代と第二世代を持っていて、街撮りの時はそれを使っている。
Apple Musicを使うようになって、空間オーディオの素晴らしさを生かした楽曲を多く聴くようになったが、Apple専用故に他社のイヤホンを使用時には使えないのが悩ましい。
 
音楽を聴くならワイヤードイヤホンが良いと思っているけど、ワイヤレスイヤホンの利便性を知ってしまうと、音質よりも撮影に邪魔になるケーブルが無い事への有益性の方が大事になってしまい、今ではワイヤードイヤホンの出番は随分少なくなってしまった。

AirPods Proは初代を入手した時にノイズキャンセラーの凄さに惚れ込み、利便性の虜になって使い過ぎてしまった。当然の如く、外耳炎を誘発す事となり、インイヤータイプのイヤホンを利用する事が難しくなった。 
 
対策として骨伝導タイプのShokzを導入してみたら、耳穴を塞がない事からより自然な外音導入イヤホンとして使える事がわかり、職場や通勤ではヘビーローテーションとなったが、骨伝導タイプのイヤホンは低音の再生能力に難があった。
とにかく「純粋に音楽を楽しみたい」という気分にはマッチしないのだ。
 
なので、AirPods Maxを入手し40mmドライバーの迫力ある低音と音の分解能の凄さを楽しむようになったが、いかんせん「目立つ&重い」。
しかも没入感が強いので歩行時には危なさも感じてしまう、という「過ぎたるは及ばざるがごとし」な結果を招いてしまった。

外でゆっくりと音楽を聴くのは楽しい。
休憩時間などに、公園のベンチで好きな音楽を聴いている時間は、色々な感情をリセットできたりして、自分にとっては大事な行為の一つでもある。
そんな時にはAirPods Maxの能力はピッタリで、電話をかける時の自然な外音の聞こえもAirPods Proより自然で好みなので、バックパックには必ず突っ込んで持ち歩いていた。
 
外音取り込みモードで聴いていると、ただ歩いていても景色が映画のワンシーンの様に見えて面白く、構図に対してのアイデアがフワッと降りてきたりもする。
だから、外耳炎が治りAirPods Proの利用を復活させた頃、能力アップを謳う第二世代が発表されたので更新してみたら、その性能に驚いた。
・音質が良い(分解能が上がった)
・AirPods MAX並の分解能があり低音の迫力も増している
・ノイズキャンセラーの効きが凄い
 →赤ん坊の泣き声も抑制できる歩
 →行時の足音が抑制される効果が高くなっている

さらには、Dolby Atmos(空間オーディオ)楽曲における効果も、音の分解能に比例してより大きく感じられるようになっていた。
例えば、外音取り込みのまま空間オーディオの設定をヘッドトラッキングして歩くと、自分の1〜2メートル程度先で演奏が行われ、横を向いてもその演奏は最初に存在を感じた場所に残っているため、自分専属アーティストが一緒に歩いてくれてるような錯覚が感じられる。
 
この「アーティストの演奏と一緒に歩く」という行為は、撮影する時にも色々影響があり、良く言えば「テーマに沿ったモチーフを見つけやすい」効果、悪く言えば「曲調に引きずられて素で見るとわからない構図」を生む効果がある、と感じている。

街には色々な音がある。
それらの音は危険察知や行動のための予測に使うために、それを排除して歩く事はかなり恐い。
 
だが、AirPods Pro(第二世代)は初代より凄いノイズキャンセラー能力を見せつつ自分が喋りだすと自動的に外音取り込みモードに変更される機能も付加されているため、ノイズキャンセラーを生かしたままの歩行も新しい経験の一つとして楽しめる、とも感じている。

ガレージで微睡む犬にカメラを向けると、耳をコッチに向けて少しだけ構えたのが見えて、無意識にシャッター切った。
 
イヤホンを使っていると、自分がどれほどの音を立ててるのがわからない。
でも、街中のペットを撮影するのにはあまり関係無さそうでもある。
 
そう言えば、涼しくなってから睡眠深度が深くなったのか、昼間に抗えないほど眠くなる事は無くなった。
 
でも、昼間に惰眠を貪るのって、気持ち良いんだよねぇ。

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