「『自分らしく生きること』と音楽」

 自分の好きな音楽を楽しんでいるだけなのに、周りから「こういう音楽が好きな人は、普通、こういうふるまいをするよね?」という無言の圧力を感じることがあります。

心理学ではこれを「役割期待」とよんでいます。
(好きな音楽以外の属性、例えば就いている職業などでも「この仕事してる人は…」という感じで生じます)

 ある音楽に対して、社会がどのような意味付けをするかによって、その音楽を好む人への役割期待が決まります。
 
 例えばビートルズ来日当時、彼らの曲を聴くと不良になるといわれたそうですが、今では楽しく英語が学べる教材として真面目な中学生・高校生に聴かれています。

 ビートルズの音楽に対する意味づけと役割期待が変化したのです。

 このように音楽そのものと、その音楽を聴く人に対してどのような役割期待が生じるかの間に必然的な関係はありません。
 
 またその役割期待を受け入れてふるまいを変えるかどうかは自分で決めることが出来ます。自分の好きな音楽を楽しみ、自分らしいふるまいをしましょう(*^^*)

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